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『101回目のプロポーズ』 中国で映画リメイク フジテレビが中国市場を視野に

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 フジテレビは10日、同局の大ヒットドラマ『101回目のプロポーズ』を中国で映画リメイク製作するという初の試みに伴い、事業内容説明会を行った。このプロジェクトは、二国間での興行による資金回収を前提とする「日中合作映画」とは違い、中国国内での利益創出を目的としており、来年2月14日に中国全土で公開予定で、日本公開は未定となっている。監督・脚本はチャン・ツィイーがプロデュース&主演した中国映画『非常完美』のメガホンをとった金依萌が務める。また、同時に『ひとつ屋根の下』の中国でのドラマリメイクも発表された。

武田鉄矢と浅野温子出演の名作『101回目のプロポーズ』がリメイク (写真は、2001年10月17日発売のDVD/フジテレビ) 

武田鉄矢と浅野温子出演の名作『101回目のプロポーズ』がリメイク (写真は、2001年10月17日発売のDVD/フジテレビ) 

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 2008年に同局で発足した、国外収入および利益の最大化を図るワーキンググループ・プロジェクトGOは、中国マーケットを見据え、現地のキャスト・スタッフによる製作体制で、中国の大手制作会社・美錦影視文化有限公司と共同製作していくと発表した。

 今まで歴史的な作品が多かった中国国産映画が、『非常完美』といったラブコメディ作の誕生によって人気を集め、昨今の中国映画市場は拡大中。都会の風俗を表す「都市型映画」が注目を集めている状況に目をつけた同局は、日本を代表するトレンディドラマなどを送り込んでいく。

 フジテレビが製作出資を行い、30%前後の出資比率に応じて、中国国内の収入をシェア。リメイク映画『101回目のプロポーズ』は中国全土で600から700ほどのスクリーンで上映する予定で、興行収入は最低でも13億円を見込んでいる。キャストは今年秋に発表予定とのこと。また、中国では結婚できない人が多く社会問題になっているとのことで、同作が“婚活”の起爆剤になることも期待している。

 また、『ひとつ屋根の下』のテレビドラマ化権のライセンス契約を交わしていることも発表され、同作は来年夏以降、中国で放送予定。今後も同局のドラマを中国で映画やドラマとしてリメイクしていく。

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