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映画『君に届け』撮了 三浦春馬「初めて監督とお酒を飲みながら芝居の話ができた」

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 映画『君に届け』(熊澤尚人監督、9月25日公開)の撮影がこのほど終了し、8日に東京・荒川区の旧道灌山中学校でダブル主演の俳優・多部未華子三浦春馬ら主要キャストによる“映画撮影終業式”が行われた。三浦は「20歳になって、初めて監督とお酒を飲みながら芝居の話をするという貴重な経験ができた」と感慨深げ。熊澤監督から“撮影終了証書”を受け取ると、「去年、高校を卒業して。1年後にまたもらって2度卒業した感じ。すごく嬉しいです」と晴れやかな笑顔を見せた。

映画『君に届け』の“映画撮影終業式”に出席した(左から)青山ハル、蓮佛美沙子、多部未華子、三浦春馬、桐谷美玲、夏菜 

映画『君に届け』の“映画撮影終業式”に出席した(左から)青山ハル、蓮佛美沙子、多部未華子、三浦春馬、桐谷美玲、夏菜 

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 同作は『別冊マーガレット』(集英社)で連載中の漫画家・椎名軽穂による人気コミックの映画化。青春真っただ中の純粋な恋と友情を描いて共感を呼び、男性にも人気がある。

 多部が演じるヒロインの女子高校生・黒沼爽子はもとより、読者も憧れるクラスの人気者・風早翔太を演じる三浦は、相当プレッシャーに感じていた様子で、「こんなにも爽やかで、真っ直ぐな男の役をいままで演じたことがなかったが、一生懸命やらせていただいた。風早みたいな男になりたいと僕自身も惹かれた」と話し、撮影中は「静かに自分の中で戦っていた」と打ち明けた。

 多部も爽子を演じるにあたり「すごく難しかった。友達や風早くんと仲良くなって変わっていく爽子の心情をつかむのが難しかったが、みなさんのおかげで演じきることができました」と述べたのに対し、三浦は「彼女の芝居を見ていて、自然に素敵だなと思えて、気持ちよく演じることができた。(風早を演じきれたのは)自分の力だけではない」と互いにたたえ合い、撮影現場の雰囲気も良かったであろうことをうかがわせた。

 この日の“式典”には共演の蓮佛美沙子桐谷美玲、夏菜、青山ハルが出席。原作コミックの大ファンという桐谷は「胡桃沢梅役をやりたい、やりたいと言っていたら、本当に役をもらうことができた。言霊ってあるんだな。やりたいと思ったことを口に出しているとかなうこともある」と嬉しそうに話していた。


 多部未華子

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