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　俳優のジャッキー・チェンが26日（木）、都内で行われた映画『新宿インシデント』のジャパンプレミアに出席。同作で初めてアクションシーンのない役柄を演じたジャッキーは「この映画で、新しい、初めてのジャッキー・チェンが観てもらえる」と仕上がりに自信をのぞかせるとともに、「今までの自分を変えたかった」という今回の作品への想いを明かした。

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　ジャッキーが製作総指揮と主演を務める同作で、彼が演じるのは恋人を追いかけ日本にやってきた密入国者。東京・新宿の歌舞伎町で起こる裏社会の抗争に巻き込まれていくというストーリーが展開されるが、裏社会の人間で人を殺し、女遊びもするという悪役に初挑戦するジャッキーは「最初はいい人だけどこの2人に影響されて悪い人に……」と同じく悪役を演じた俳優の加藤雅也と拳也を指差し、笑いを誘った。

　ジャッキーとの再会に感動を隠しきれない共演の俳優・竹中直人は「（ジャッキーは）本当にスタッフ想いで、（撮影が）どんなに遅くなっても片付けを一緒にやっていた。僕はただ『すげぇなー。ジャッキーが手伝っている』と思ってボーっとしていました」と撮影時のエピソードを語り、尊敬の眼差しを向けた。

また「本当の役者、俳優というものをやっていきたい」と今後の展望を語ったジャッキーだが、「それでも今後アクションをやらないわけではなく、別の映画でやる」とし、これまでのスタイルを愛するファンたちを安心させた。

　舞台あいさつにはほかに子役の庵原涼香が出席。映画『新宿インシデント』は5月1日（金）より全国で公開。