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料理はおもてなし!?堺雅人『南極料理人』クランクアップ

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 南極越冬隊とその料理人の姿を描く堺雅人主演の映画『南極料理人』(8月公開予定)の撮影現場が公開された。1月24日に北海道・網走でクランクインし、2月半ばからは東京・世田谷(東宝スタジオ)のセットでの撮影に移っていた本作は、3月6日に無事クランクアップした。

料理の腕を振るう堺雅人 

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 2月に報道陣に公開された撮影は、東宝スタジオ内に設けられた「南極ドームふじ基地」内で行われたもの。本物そのままに再現されたふじ基地には、低い屋根、シミのついた壁、ひとり用の狭い風呂場とトイレ、ボロボロの洗濯機とその周りに吊り下げられた男性隊員の下着……。男所帯となる基地のむさくるしい空気を見事にかもしだしている。

 この日の撮影は、食堂棟で行われた。堺演じる料理人が、伊勢エビの豪華エビフライを皿にならべる。それをみた隊員たちは、そのデカさにあ然とするが、堺の「エビの頭の味噌をソースに活かしてみました」というセリフにさして興味も示さず、飾りのエビの頭を邪魔とばかりにどけてエビにかぶりつく。

 堺のほか、生瀬勝久きたろう豊原功補らベテラン俳優がそろう現場では、NGこそ出ないもものの、コメディ部分の演出や料理への沖田修一監督のこだわりから、何度もテストを重ねてその雰囲気、映りを確認する場面がみられた。その一方、本番に入ると、生瀬らのアドリブのトークも飛び出し、食堂はまさに男所帯の和やかなムード。「網走(の撮影)では毎晩飲んでいて、仲良くなれた」(堺)というチームワークのよさも垣間見ることができた。

 年配者で8人の隊員をまとめるタイチョー役のきたろうは、撮影について「野郎8人での生活がこんなにイヤなものということと、食べることがこんなに楽しいことなのかということを実感しました(笑)」とコメント。南極という極限の地で隊員たちに豪華な料理をふるまう料理人を演じる堺は、実際に越冬隊員の料理人から話を聞いたことを明かしながら「料理というよりも“おもてなし”。隊員たちに何をしてあげられるかをいつも考えてらっしゃいますよね」と語った。

 また、沖田監督が今回の主人公への起用の理由を「料理は細かい作業がたくさんあります。堺さんのその姿がみたくて」と語ると、実際に料理をたしなむ堺は「ひとりでつくってひとりで食べるだけ。人様に声高にいうものではない」と自らの料理観を語り、映画では「料理を介して結びつく男たちをみてほしい」とアピールした。

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