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YOSHIKI、X JAPAN初の海外公演で世界の頂点獲得に手応え

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 「世界でトップがとれるのが見えた」――。ロックバンド・X JAPANが16日(金)と17日(土)に初の海外公演となる『X JAPAN WORLD TOUR LIVE IN HONG KONG』を香港・ASIA WORLD EXPOで開催、チャイナ服姿での演奏といった香港ならではの演出などで合計2万人のファンを熱狂の渦へと誘った。関係者によると、YOSHIKIは初日公演終了後に冒頭のコメントを発し、確かな手応えを感じた様子。ワールドツアーの初陣で早くも見据えたのは世界No.1だ。

香港公演を行った、(左から)ベースのHEATH、ギターのPATA、ドラムのYOSHIKI、HIDE人形、ボーカルのTOSHI、サポートギターのSUGIZO 

香港公演を行った、(左から)ベースのHEATH、ギターのPATA、ドラムのYOSHIKI、HIDE人形、ボーカルのTOSHI、サポートギターのSUGIZO 

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 昨年の東京ドームでの復活ライブ初日と同じく「破壊の夜」と題されたライブで、X JAPANは大きな“ツメ跡”を残した。地響きのように沸き起こったファンの大歓声の中、初日のライブは予定時間から約40分遅れで“お披露目”。ボーカルのTOSHIは「元気か? 会いたかったぜ」と中国語で挨拶し、スタートから全力疾走のライブ展開。二部構成からなる楽曲「ART OF LIFE」の前半部と「紅」を立て続けに披露した場面で、会場のボルテージは最高潮に達した。

 かねてから公言していたギタリストの故・HIDEさんの同行も、会場に設けられたスクリーンでの出演で実現。“5人”で念願の海外ライブを果たし、YOSHIKIは「日本以外で初めてのコンサート。信じられない。この日が訪れるなんて…。なんてお礼をいえば言いかわからない」と感慨深げに英語でメッセージを贈った。

 香港のファンにとってもX JAPANの海外公演は待ちに待った瞬間だった。現地記者によると90年代に起こった日本ブームをきっかけに日本の音楽が流通。その中でもX JAPANは憧憬の象徴で“マスターオブロック”と言われる存在になったという。その経緯もあり、代表曲「X」演奏時ではXジャンプが香港の地でも必然的に発生。日本語詞にも関わらずTOSHIの歌声に合わせて大合唱するシーンが何度もみられるなど、日本公演に引けを取らない熱気を帯びたまま締めくくった。

 YOSHIKIの持病の椎間板ヘルニアの悪化などで2度も延期を余儀なくされた世界ツアーだが、昨年大晦日に東京・赤坂BLITZで行ったカウントダウンライブを兼ねて幕開け。3月21日(土)22日(日)には韓国・オリンピック公園第一体育館でのライブが決定している。


 X(X JAPAN)TOSHI

関連写真

  • 香港公演を行った、(左から)ベースのHEATH、ギターのPATA、ドラムのYOSHIKI、HIDE人形、ボーカルのTOSHI、サポートギターのSUGIZO 
  • HIDE人形を抱えた、(左から)YOSHIKI、TOSHI 
  • YOSHIKIの魂のこもったドラム演奏 
  • チャイナ服を着ているTOSHI 
  • “5人”で海外進出を果たしたX JAPAN 
  • 香港でも必然のように沸き起こったXジャンプ 
  • 現地で14日にYOSHIKIが行ったプレスコンファレンスの模様を報じた地元紙 
  • YOSHIKIの魂のこもったドラム演奏 
  • (左から)YOSHIKI、HIDE人形、TOSHI 
  • YOSHIKIの魂のこもったドラム演奏 

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