2008年09月21日 14時00分
黒澤明“最後の未映像化脚本”『黒き死の仮面』が劇場アニメとして映画化
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没後10年が経過し、2010年に生誕100周年を迎える故・
黒澤明さんが77年に脚本を執筆しながらも映像化されていない“最後の未映像化脚本”『黒き死の仮面』が劇場アニメとして映画化されることがわかった。世界市場に向けた日本のエンターテインメントのプロデュースを行うロウタス株式会社の公式ホームページで発表されたもので、黒澤プロダクションの協力の下、日本、アメリカ、シンガポールなどの4社の共同製作体制でプロジェクトを進め、2010年に劇場公開される予定だという。
同作は、エドガー・アラン・ポーの短編小説『赤き死の仮面』を原作とし、77年に黒澤さんと脚本家・井手雅人によって共同執筆された。黒澤さんが監督し、アカデミー賞外国語映画賞した『デルス・ウザーラ』に続く作品として、ロシア映画として企画され、20世紀初頭のロシアを舞台に、死の伝染病の蔓延によって極限状態に追いやられた人間の本性を描くサスペンス作品。黒澤さんは生前、日本のアニメーターを起用して、この『黒き死の仮面』を映画化することを望んでいたというだけにどのようなアニメーション作品に仕上がるのか注目したい。
また、黒澤の代表作『羅生門』がハリウッドで『羅生門2010』としてリメイクされることも発表。アメリカの小さな町を舞台に、著名なビジネスマンの殺人と上流社会に属す夫人への暴行をベースとし、設定は変えながらも、原作の精神を表現する作品となる予定だ。