4月25日（水）に発売された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のDVDが1週で21万枚を売上げ、再び“エヴァブーム”再燃の中、同作のキャラクターデザインとマンガ版の執筆を手がけ、“綾波レイの創造主”として知られるイラストレーター・漫画家の貞本義行の新作読切『アルカイック スマイル』が5月20日、6月3日発売の『コミックチャージ』（角川書店）に2号にわたって掲載されることが分かった。

　『アルカイック スマイル』は貞本の妻である、漫画家・たかはまこが原作を務め、仏像マニアで仏頂面のサラリーマン・満と、彼の同僚で社内一の美人・遥との“ほんわかラブコメディ”。誰からもチヤホヤされてきた遥が、仏像以外に興味がない満に冷たくあしらわれたところから逆に興味を持ち、そこからはじまるストーリーだ。

　『新世紀エヴァンゲリオン』の監督は庵野秀明だが、キャラクターを作り上げたのは貞本義行であり、その才能は歌手のエリック・クラプトンにも認められ、彼のアルバム『ピルグリム』のジャケットイラストを手がけたほど。貞本は1995年から現在も『少年エース』（角川書店）でマンガ版『新世紀エヴァンゲリオン』を連載している中、今回は、夫婦競演でサラリーマンが主人公のアダルトな恋愛模様を描く。