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　ロック歌手の吉川晃司が16日（水）、都内で行われたミュージカル『SEMPO 〜日本のシンドラー杉原千畝物語〜』の制作発表会見に出席。ミュージカル初主演となる吉川は「表現の違いはあれど、ロック、パンクの精神を感じた」と自身と作品との共通点を熱く語った。

　今作は第二次世界大戦下にナチス・ドイツから、6000人のユダヤ人の命を救った日本人外交官・杉原千畝（ちうね）氏の生き様を描いた感動作。主人公・千畝を演じる吉川は「杉原さんの生き様、計り知れない度量に惚れたのが（出演の）最大の理由。自分の全てを賭けて臨みたい」と意気込んだ。

　また今作のテーマ曲には、歌手の中島みゆきが初めてミュージカルに楽曲提供した作品が起用されており、吉川と中島のコラボレーションも話題だ。吉川は「実際に歌ってみないと分からない部分もあるけど、楽しみですね。傷だらけの中島みゆきになるのか、暴れる中島みゆきになるのか…って俺、何言ってんだ？」と、独特な表現で中島とのコラボレーションへの期待を語り、会場を和ませていた。

　なおミュージカル『SEMPO 〜日本のシンドラー杉原千畝物語〜』には愛華みれ、今拓哉、彩輝なおも出演。4月4日から新国立劇場（中劇場）で公演される。

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