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スピンアウト企画、予想ランキング1位 『デスノート』のL(エル)

■ランキング表はこちら

 面白い物語というものは、主人公だけではなく脇役もキャラ立ちしていることが多いもの。しかし彼らはあくまでも脇役。セオリーとして、彼らが表舞台に立つことはない……のだが、ごくたまに“スピンアウト企画”として、脇役がひょっこり表舞台に立つことも。近年だと大ヒット作品『踊る大捜査線』が脇役を主人公にしたスピンアウト企画として『交渉人 真下正義』『容疑者 室井慎次』を公開。話題となったことは記憶に新しい。

 また人気ドラマ『古畑任三郎』でも、96年に番外編として任三郎の部下である今泉慎太郎を主人公とした『巡査・今泉慎太郎』をオンエア。こちらもファンから大好評を博している。当時こういった脇役を独立させ、主人公とは別の作品に切り離すスピンアウト企画はかなり斬新だった。

 ということで今回ORICON STYLEでは、現在の作品における「映画やマンガで観たいスピンアウト企画」をリサーチしてみることに。このランキングによって、意外に人気がある脇役キャラの存在も明らかになる?

 まず世代も性別も超えて圧倒的人気を誇ったのが『DEATH NOTE』のL(エル)。総合、女性、中・高校生の部門で1位。ほかの部門でもほぼ上位にランクインしている。
 L(エル)は主人公の夜神月を追う凄腕の名探偵。一応主人公の敵役にもかかわらず「主人公のファンではなく、こちらのファン」(男性/20代社会人)「主人公の月(ライト)よりも魅力的でかっこいいから」(女性/中・高校生)といった意見が多数集まった。

 総合ランキング2位は『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル。こちらは『DEATH NOTE』と違い、30代男性限定の支持率の高さが特徴。これはこの世代がピンポイントでいわゆる“ガンダム世代”だからだと思われるが、主なコメントはこちら。
「不遇な人生に裏付けられた政治理念的なセリフがカッコいい」(男性/30代)「それまでの勧善懲悪のロボットアニメとは一線を画する作品であるガンダムならではの、敵役のストーリーは誰しもが興味のあるところかと」(男性/30代)
 ちなみに、この作品が始めてテレビ放映されたのは1979年。この作品が新しかったのは、シャア・アズナブルをはじめとした敵役に人格があり、ドラマがあり、カッコよさがあったこと。敵役がキャラ立ちしたアニメの先駆け的存在といっていいかもしれない。

 そんなカッコいい敵役が上位にきている中、注目したいのが20代社会人層が熱烈に支持しているのが『ドラゴンボール』のクリリン。彼はL(エル)やシャアとは違ってキレ者ではないし、正直カッコいいキャラでもない。
 しかし、コメントをみると「悟空においていかれているから」(男性/20代社会人)「昔から悟空と一緒にいるのにイマイチぱっとしないので、ひのき舞台に立たせてあげたい」(男性/20代学生)という、ある意味同情的? な意見が多数。違う意味での人気となっていることが面白い。

 そのほか、面白かった少数派もいくつか紹介。
「『おそ松君』のチビ太。おでんブームなので、おでんの薀蓄がみたい」(40代男性)「『サザエさん』のタマ。様々な人間関係を、”家政婦は見た”感覚でタマが活躍してほしい」(40代男性)「『ドラえもん』の出来杉くん(デキスギくん)。静香ちゃんの事、どう思ってるとか…」(女性/20代社会人)
うーん、確かにどれもちょっと観てみたいような……。「タマ」が主役の『サザエさん』なんて、言ってみれば『平成版 我輩は猫である』みたいで面白そう。

 しかし、あらためて結果をみてみると「映画やマンガで観たいスピンアウト企画」なのに、『踊る大走査線』以外の映画作品がほとんど上位にランクインしていないことに驚きだ。あらためて日本人のアニメ・マンガ好きを実感させられた結果となった。




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