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ぜんそくの子どもが10年で倍増

 文部科学省の調査によれば、ぜんそくを患っている子どもが、この10年で倍増していることがわかった(平成18年度「学校保健統計調査」速報値)。

 10年前の同調査結果と比較すると、ぜんそく患者の割合は、幼稚園1.0%から2.4%、小学校1.6%から3.8%、中学校1.5%から3.0%、高校0.8%から1.7%と、どの段階でも倍増し、幼稚園、小学校、中学校では、過去最高記録を更新している。

 意外に感じるかもしれないが、ぜんそくはここ数十年で患者が増えた病気。終戦直後はそれほどでもなかったが、今では数百万人の患者がいるといわれている。小児ぜんそくという言葉がある通り、子どもに多く見られる病気で、5〜6歳までに発症するケースが多い。また、成長して体力がつくことで自然に症状が軽くなっていく場合が多いが、大人になってから発症することもある。

 ぜんそく発症の引き金となるのは、アレルギーなどの外的要因が多い。ダニやペットの毛、花粉、化学物質などが呼吸器官を刺激し、ぜんそくを引き起こす。また、患者は地方よりも都市近郊部に多いことから、環境も密接な関係があると考えられている。排気ガスや粉塵による大気汚染は深刻な要因のひとつだ。

 ぜんそくの予防・治療には、生活環境の改善が重要。かつてはこまめに掃除することが何よりといわれていたが、ダニやハウスダストを完全に排除するのは、はっきりいってムリ。むしろ効果的なのは換気を心がけることだ。エアコンのフィルター掃除も効果的なので、年末の大掃除には忘れずに洗浄を。

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