熱愛騒動により頭を丸刈りにし、AKB研修生へ降格となった峯岸みなみ（20）について、AKBグループ劇場総支配人の戸賀崎智信氏は1日、公式ブログで現時点での公式見解を発表した。ファンから多数寄せられた質問に回答する形で、今回の“処分”について言及している。

　今回の謝罪映像を配信したことについて「峯岸からファンの皆様へ直接お詫びしたいという申し出があり、急遽配信の準備をしていたのですが、現場から報告が入り、峯岸本人からの『坊主頭での謝罪』を行いたいという強い意思と、そこに込められたAKB48に対する想いを感じたため」配信を敢行したという。

　丸刈りに対しては「必要があったか？なかったか？と言えば、なかったでしょう」とした上で、「峯岸は、その中でどうしても自分の思いの強さを伝えたかったということでした」と説明。「メイク室から出てきた時は、すでに坊主頭だったと聞いています。そばにいたスタッフは止めたようですが、馬鹿だと思われるかもしれないけど、今、自分にできる反省を形にしたいと取り乱すことなくハサミを前髪に入れたと聞いています」と、スタッフから伝え聞いた話として経緯を伝えた。

　スキャンダルが発覚したメンバーによって処分が違うのは不公平ではないか、という疑問には「できれば、共通の規則を作れればいいのですが、メンバーによって状況が違うので、統一することが難しいというジレンマがあります。たとえば、何度も注意していたのに聞き入れず、スキャンダルを起こしてしまったメンバー。元々、夢への道を進むために、卒業のタイミングを図っていたところでスキャンダルが発覚したメンバー。過去のことを取り上げられるメンバー。あるいは、報じられていないが大きな規則違反をしたメンバー。様々な状況の中で判断しなければいけないことをご理解ください」と訴えている。

　また、謝罪動画を掲載したあと、深夜に初期メンバーと楽しそうにしている写真が掲載され、ネットを中心に「反省してないのでは？」という声があがっているのに対し「チームB公演のリハーサル前に『申し訳ありませんでした。』と憔悴しきった表情で謝りにきた峯岸に僕は会っていますので言えますが、反省は勿論、とにかく周りに気を使わせないように踏ん張っているような状態でした。だからこそ、落ち込んでいる峯岸を同期のメンバーが励ましたのだと思います」と心境を代弁した。

　戸賀崎氏は最後に、運営サイドとして「メンバーとともに、話し合いを重ねて夢に向かって頑張るメンバーを応援していきたいと思います」と結んだ。研究生からやり直し、頭を丸めてケジメをつけた峯岸の今後が注目される。