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鉄拳、パラパラ漫画最新作公開 ミューズMV第2弾で1440コマ描き下ろし

 “泣ける”パラパラ漫画で話題のお笑い芸人・鉄拳が、英ロックバンド・ミューズの最新シングル「フォロー・ミー」のミュージックビデオを描き下ろし、11日に公開した。ミューズの楽曲のMVを担当するのは2回目。1ヶ月かけて1440コマの原画を描き下ろした。

鉄拳のパラパラ漫画最新作はミューズ「フォロー・ミー」のミュージックビデオ

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 前回のコラボは、鉄拳がテレビ番組の企画で作ったパラパラ漫画の名作「振り子」のBGMとして、ミューズの楽曲「エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)」を使用したものがYouTubeで再生回数300万回を記録。評判が広がるにつれてメンバー本人の耳に届き、同曲の正式なMVとして『振り子』が採用されたものだった。

 同曲のMVは10月末にiTunes Storeで配信後、たちまち「トップミュージックビデオチャート」で1位を獲得。ミューズが配信で得た収益を東日本大震災の復興支援に寄付することを発表したが、両者のコラボはこれで終わりではなかった。ミューズの所属レコード会社は前回のコラボのオファーと同時に、最新アルバム『ザ・セカンド・ロウ〜熱力学第二法則』からの第2弾シングル「フォロー・ミー」のビデオクリップ制作も鉄拳に依頼していた。

 同曲はミューズのボーカル、マシュー・ベラミーが、婚約者のハリウッド女優、ケイト・ハドソンとの間にもうけた長男への愛を歌った楽曲。イントロにサンプリングで使用されている心音は、実際に子宮内にいたころの長男の心拍音を録音したものだという。

 鉄拳は歌詞をただ具象化するのではなく、曲の世界観を維持しつつも、独自の命を吹き込むための道を探し、何度も書き直しながら約1ヶ月かけて1440コマもの原画を書き上げた。「難産」の末、生まれた作品は、あらゆる悲しみを乗り越えて家族となった男女が道をあやまりそうになったとき、未来の彼らの子どもに導かれて愛を取り戻すストーリー。悲しみと絶望から抜け殻のようになった主人公は闇の塊のようになってしまうが、愛を取り戻したとき、再び美しく輝く。

 「またまた調子に乗ってパラパラマンガを作ってしまいました」とおどける鉄拳は「今回は曲の中に赤ちゃんの鼓動が使われているので、男女の出会いや運命を導く赤ちゃんをテーマに考えました。登場人物や背景の電車やポストや町並みなんかはミューズの出身地、イギリスの風景などを勉強して描きました」とコメント。重厚なテーマをアートとして昇華した本作は、再び大きな反響を呼びそうだ。本作はきょう11日からYouTubeで公開中。

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