俳優の林遣都が4日、都内で行われた主演映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の公開初日舞台あいさつに登壇した。キャスト陣は再会を果たした喜びから、登壇前の打ち合わせ中にも話が尽きなかったようだが、林は「曲者が集っていて、スタッフさんの話を誰も聞かない。僕は主演として真剣に聞いている姿勢を見せましたよ」とキッパリ。その一方で、城田優や駿河太郎らから「よっ！ 座長！」とおだてられると舞い上がってしまったのか、肝心のあいさつは“噛みまくり”となってしまい、苦笑いを浮かべていた。

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　同作は、2004年より『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載中の中村光による人気コミックを実写映画化したもの。昨年7月には映画と同時進行で収録したドラマがTBS系で放送された。物語は荒川河川敷を舞台に展開され、他人に借りを作れない主人公・リク（林遣都）と、そこに住む多彩で奇抜な住人たちによるドタバタの暮らしが描かれる。

　桐谷美玲は「撮影が1年くらい前だったので、やっと皆さんに観てもらえて今日ここに立っていることが本当に嬉しい」と語り、飯塚健監督は中国にいる小栗旬から直前に届いたメールを「お越しの皆さん、すいません。でも林遣都がいれば鬼に金棒ですね」と代読。林は「20歳の1年間を忘れられない1年にしてくれました」と感慨深げに語り、「気を抜くと泣いてしまいそうでどうしよう……嘘です」と照れ隠しで笑わせた。

　舞台あいさつにはほかに片瀬那奈、安倍なつみ、有坂来瞳、平沼紀久、末岡拓人、益子雷翔、井上和香、上川隆也が登壇した。