女優の浅野温子、荻野目慶子、加賀まりこ、大地真央、戸田恵子、マイコ、牧瀬里穂、南沢奈央が13日、都内で行われた舞台『8人の女たち』製作発表会見に出席。豪華女優陣によって繰り広げられる“女のバトル”が見所の同舞台に、最年少の南沢は「この8人の共演は恐くないですかと聞かれ、『めっそうもない』って答えてたけど、本当は心臓が飛び出るくらいの緊張。今日の朝も鼻血が出た」と明かし、「デビュー当時くらいの緊張で、ビクビクしてます」と、これまで言えなかった心情を口にした。

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　1961年にロベール・トマによって執筆された戯曲をもとに舞台化。雪に閉ざされた大邸宅で起こった一家の主・マルセルの他殺をきっかけに、8人の女性が犯人探しで壮絶なバトルを繰り広げる。2002年に8人のフランス大女優によっても映画化され、その年のベルリン国際映画祭で8人全員に銀熊賞が授与される快挙を達成した作品としても知られる。

　加賀が「誰が主役でもない。8人が主役で、1/8として面白く演じたい」と語れば、浅野も「映画は見ていたけど、犯人が誰かって覚えてない。何を見てたかというと、8人の女たちを見ていた」というほど、魅力的な女性ばかりが登場する。

　今作の共演者に対し、南沢は「夢で寝坊する夢を見て、早く起きてしまう」と緊張しつつも「憧れの先輩との共演。女性として、人間としてもいろいろ学んで成長できたら」と気合十分。同作が初舞台となるマイコも「共演者の名前を聞いて、出ちゃいけないかと思った」と肩をすぼめたが、「1/8として舞台に存在したい」と意気込んだ。

　牧瀬も「（豪華女優陣との出演に）こんなに後悔することと、不安があったか」と戦々恐々で、荻野目も「キャストを聞いて驚いて震えた」と感想を語るなか、加賀は「けいこしたら、先輩ってこんなもんかと思うから安心して」と笑みを浮かべていた。

　舞台『8人の女たち』は東京・ル テアトル銀座にて12月9日（金）から25日（日）まで。その後、大阪、名古屋でも上演される。