女優の杏（25）が15日、都内で行われた映画『イリュージョニスト』DVD＆ブルーレイ発売記念イベントに出席した。同作は2007年より宮崎駿監督らが優れた作品を世に広めるため行っている『三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー』出展作品でもあり、この日は中島清文館長も同席。幼い頃からジブリ作品が大好きだったという杏は「ずっと好きと言っていれば、いつかかなうんじゃないかと…ジブリ作品にお仕事で関われたら」と“本家”出演に色気をみせた。

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　同作はフランスの喜劇王ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本を元に、シルヴァン・ショメ監督がメガホンをとったアニメーションムービー。1950年代のパリで時代遅れのマジックを披露する老手品師のタチシェフと貧しい少女アリスが偶然出会ったことから、切なくも温かいドラマが展開される。

　劇中で描かれる圧巻の風景描写に杏は「スケッチブックに描いた水彩画がそのまま動いているよう。匂いや温度が感じられるし、なぜか懐かしさも感じられる」と感動。さらに、当時の空気感をそのまま切り取ったようなシャンソンやジャズの演奏にも心を奪われたといい「言葉がなくても感じられるものがある。音楽にとっても、いい時代だったのではないでしょうか」と思いを馳せていた。

　第83回アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートなど、各国にて5受賞・19ノミネーションを獲得した映画『イリュージョニスト』DVD＆ブルーレイは、10月8日（土）より発売。