2008年5月に覚せい剤取締法違反罪で懲役2年の実刑判決を受けた岡村靖幸が27日、スペースシャワーTVが主催する野外ライブイベント『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2011』に出演した。ライブ中に全治2ヶ月のケガを負った2007年11月の大阪公演以来3年9ヶ月ぶりのライブとなった岡村は、“靖幸コール”が響きわたるなか登場。オーディエンスの大声援を浴びながら、ヒット曲「どぉなっちゃってんだよ」など7曲を熱唱した。

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　LAKEステージのトリを務めた岡村はパワフルなステージを披露。華麗なダンスパフォーマンスで会場を魅了すると、一気に「だいすき」などヒット曲を歌い上げた。待ちわびたファンにしてみればあっという間に終わってしまったステージだったが、鳴りやまない“靖幸コール”に岡村は再度登場。「DATE〜祈り〜マシュマロ〜SEX」を披露すると、最後は深々とお辞儀をし「どうもありがとう！」とステージを後にした。

　岡村はアルバム『Me-imi』（2004年9月発売）以来7年ぶりとなる、初のオリジナルカバーアルバム『エチケット（ピンクジャケット／パープルジャケット）』を8月24日に発売。9月7日からライブツアー『エチケット』を東京、名古屋、大阪で開催する予定となっており、本格的な活動再開の第一歩となりそうだ。

　なお、岡村ほかエレファントカシマシや木村カエラ、くるり、サンボマスターなど40組が出演し、27、28日と2日間にわたって行われる同イベントの模様は、1日目のライブを10月15日、16日に、2日目のライブを22日、23日にスカパー！の『スペースシャワーTV』にて放送する。

　岡村は80年代半ばより、渡辺美里や吉川晃司などへ楽曲提供するなどソングライターとして活躍。その後1986年に自らも「アウト・オブ・ブルー」でデビューすると、ストレートなキーワードや思春期の若者が抱える妄想を独自の世界観で表現し、個性的なミュージシャンとして人気を博す。2008年2月5日、覚せい剤所持容疑で3度目の逮捕となり、同年5月に懲役2年の実刑判決を受けた。