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ドラマ『マルモのおきて』最終回、視聴率23.9%で有終の美〜SPドラマ放送も決定

 俳優・阿部サダヲと子役・芦田愛菜のW主演で話題を集めたドラマ『マルモのおきて』(後9:00〜 フジテレビ系)が昨日3日に最終回を迎え、平均視聴率は23.9%、瞬間最高視聴率は27.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し、全11話の最高視聴率で有終の美を飾った。またエンディングではスペシャルドラマ放送決定(※日時未定)の発表もあり、まだまだ“マルモブーム”は続きそうだ。

『マルモのおきて』最終回のワンシーン (C)フジテレビ 

『マルモのおきて』最終回のワンシーン (C)フジテレビ 

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 主人公の高木護(阿部)が、癌で他界した親友の忘れ形見である双子・薫(芦田)と友樹(鈴木福)を引き取ることで物語はスタート。赤の他人同士が一つ屋根の下で暮らしていくなかで、徐々に“家族”としての絆が芽生えていく同作は、名子役・芦田と鈴木の愛らしい笑顔が視聴者のハートを射抜き、幅広い年齢層から支持を獲得。その2人を受け止める阿部のハイテンションな演技、そのほか世良公則比嘉愛未、さらに愛犬・ムック(ミニチュア・シュナウザー)の存在が、より子ども達の天真爛漫さを際立てきた。

 裏番組にはヒットドラマ『日曜劇場JIN-仁-』(TBS系)をはじめ、バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、長寿番組『日曜洋画劇場』と、強豪ひしめく同枠。初回放送は平均視聴率11.6%でスタートしたが、徐々に頭角を現し、その後は一度も初回視聴率を下回ることなく、第5話以降はすべて15%以上をキープする急上昇ぶり。

 さらに、主人公の双子と愛犬が歌って踊るドラマ主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」(5月25日発売)も、6/6付けのシングルランキングで初登場3位(オリコン調べ)に浮上するなど、最終回に向け世間の注目度は一気に加速。最終回は通常より30分拡大のスペシャル版が放送され、さらに放送直前の後7時からは双子の2人が司会を務める特番『愛菜ちゃん・福くんが総合司会!泣いて笑って2時間マルマル!元気モリモリSP』が組まれるなど、週末は“マルモフィーバー”となった。

 だが、同作のヒットの理由はそれだけではないようだ。演出を務めた河野圭太氏は、脚本家・三谷幸喜氏と共に『警部補古畑任三郎』、『王様のレストラン』を手掛け、ここ最近では嵐・二宮和也が主演した『フリーター、家を買う。』も担当。笑いと感動を絶妙なバランスで織り込み、視聴者の心を暖めてきた河野氏の手腕が存分に光り、放送前の世間の注目度からは誰も想像しえなかった、“大金星”での最終回となった。



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