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古田新太、「仕事を選ばない」パワーの源は「毎晩飲む酒」

 「劇団☆新感線」の看板俳優にして、テレビドラマ、バラエティ、映画、そのほかさまざまなジャンルで活躍する古田新太(45)が、このほどORICON STYLEの単独インタビューに応じた。「どんな現場で、何時に終わろうとも、とりあえず一杯ひっかけて帰る。この仕事を始めた頃からずっと変わらない習慣ですね。酒飲みながらバカ話して、あ〜疲れた、寝よ、というのが身体的にも楽。仕事でテンション上がっているから、クールダウンの時間が必要なんです」。パワーの源は「毎晩飲む酒」と言い切る。

 酒は飲み方によって薬にもなれば、毒にもなる。古田も40代半ば。身体は大丈夫なのかと聞くと、「大丈夫じゃないです。歌って踊ってアクションして、それが舞台の醍醐味だったりもするんですけど、もういいです。しんどいです」とネガティブなことを言いながらも、「やれって言われたらやりますけど」と付け加える。「35歳を過ぎたあたりから仕事を選ばないって決めたから。それまでは、こんな役をやりたいとか、やりたくないとか、役者としてあったように思うんだけど、今はこれをやってと言われたら『はい』って。だから、変な役がいっぱいくるんでしょうね(笑)」。

 大学の先輩に誘われて、「劇団☆新感線」の舞台に初めて立ったのが1984年、18歳の時だった。1996年に「サードステージ」の『トランス』に出演したのを始まりに、外部の舞台へも積極的に参加するようになり、35歳になった2000年以降はドラマや映画の出演が急増している。

 「それまで、ドラマや映画の仕事を舐めていたところがあったんだけど、そういう積み重ねが役者としての体力になっていくんだと気づいて…。そもそも俳優になったのも、免許や資格なしで、いろんな職業を経験できると思ったから。それだったら間口は広く構えていたほうがいいな、そういう考え方に変わっていきました」。

 「はい」と引き受けた現場では、「まず監督の言うことを聞く。そして、監督の言うことを聞きながら、ちゃんと監督を裏切る」のが古田の流儀。それが独特の存在感と、時に「怪演」とも称されるエネルギッシュな演技を生み、強烈なインパクトを放つ。「セリフを言うだけなら、朗読会と変わらない。なぜ俳優の肉体を使って表現するのか、そうする意味のあるものにしないと、俳優という職業は成り立たないと思っている。どういう味付けにするかが、俳優の腕。だから、おいらはどの現場でもふつうに台本は読まないんです」。

 現在、全国の映画館では人気舞台をスクリーンで上映する『ゲキ×シネ』シリーズ最新作として、古田が主演する舞台『薔薇とサムライ』が公開中。2010年春に、「劇団☆新感線」の結成30周年記念興行として、東京と大阪で上演された作品で、古田と女優・天海祐希がダブル主演する。

 「生の舞台にはそれなりの良さがあるけれど、“ゲキ×シネ”は昨年の公演を観た人にも、観に行けなかった人にも、舞台ってちょっと敷居が高いと思っている人にも、身近な映画館で観られる気軽さがあっていいですよね。きっと、そのうち3Dになりますよ。“ゲキ×シネ3D”。そうなったら、意味がわからなくなってきますよね、生でみれば立体なのにって(笑)」。

 中島かずき作、いのうえひでのり演出の『薔薇とサムライ』は、2008年に上演された『五右衛門ロック』のパラレルストーリー。時代は17世紀、物語の舞台はヨーロッパ、イベリア半島のとある小国コルドニア。古田が時空を超えて登場するスーパーヒーロー五右衛門を演じ、天海が勇ましい女海賊と華麗な女王を、さまざまな衣裳をまといながら変幻自在に演じる。派手な立ち回り、くだらないギャグ、ミュージカルばりの歌シーンもあれば、シリアスなドラマも展開する。「劇団☆新感線」の真骨頂を存分に楽しめる。 古田は同作について「若い出演者もいるけど、40歳を越えたおじさんおばさんたちが元気に走り回っている姿を観て、自分も元気だそう、みたいな気持ちになってもらえたら、これ幸い。くだらないこと、ばかばかしいことも一生懸命やると意外と面白かったりする。そんなメッセージが届けばいいな」と話していた。

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関連写真

  • 古田新太 俳優の仕事を語る (C)ORICON DD inc. 
  • 公開中のゲキ×シネ『薔薇とサムライ』より (C)2011 劇団☆新感線・ヴィレッヂ 

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