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盛岡が舞台の朝ドラ『どんど晴れ』4年ぶり特番 主演の比嘉愛未らに使命感

 女優の比嘉愛未がヒロインを務めたNHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』(2007年)が4年ぶりにスペシャル版として放送が決まり13日、東京・渋谷の同局で会見が行われた。岩手県盛岡市や遠野市などを舞台とする同作だが、東日本大震災の影響で岩手ロケを途中で中止せざるを得なくなり、比嘉は「このタイミングでお届けすることは意味があると思う。思いやる心、人と人との絆を感じてもらって、前向きな気持ちになってもらいたい思いでいっぱい」と使命感を口にした。宮本信子も目に涙を溜めながら「気持ちが和らぐ瞬間ができれば」との思いを込めて撮影に臨んだと明かした。

NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席したヒロインの比嘉愛未 

NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席したヒロインの比嘉愛未 

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 2007年に放送され、老舗旅館「加賀美屋」で若女将として奮闘する夏美の成長を描いた『どんど晴れ』が4年ぶりに前後編で復活する。比嘉は「4年近く経ってからの続編はなかなかないことなので、感謝の気持ち」と明かす一方で、「このドラマでよく訪れた岩手や東北地方が被災して、胸が締め付けられる気持ち」と神妙な面持ちで被災地への思いを語った。

 盛岡ロケは震災の1ヶ月前にスタート。宮本は「ロケでは温かく迎えてもらった」といい、「こんなことになるなんて…過剰な自粛は止めて、お金を使える人は使って、経済を回してもらって、東北の方へ想いがいくようにと思ってる。みんなで(復興に向けて)やっていきましょうよという気持ちでいっぱい」と涙をぬぐった。

 震災後も岩手ロケを行う予定だったが、急きょ都内に場所を移して対応。一部シチュエーション等を変更して完成にこぎ付けたという。震災を受け、出演者全員が復興に向けたメッセージを寄せた色紙が公式ホームページに掲載され、色紙は盛岡に送られる予定。

 会見にはそのほか、俳優の田辺誠一、落語家の林家正蔵、歌手のICONIQも出席した。『どんど晴れ スペシャル』はNHK総合にて5月6日(金)、7日(土)の午後7時半より、BSプレミアムでは4月24日(日)午後3時半より前・後編を一挙に放送。総集編はNHK総合で5月3日(火)から3日連続で午後4時45分より放送される。

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  • NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席したヒロインの比嘉愛未 
  • NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席した宮本信子 
  • NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席した(左から)ICONIQ、田辺誠一、ヒロインの比嘉愛未、宮本信子、林家正蔵 (C)ORICON DD inc. 
  • NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席した田辺誠一 
  • NHK朝の連続テレビ小説『どんど晴れ スペシャル』の会見に出席したICONIQ 

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