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「軍艦島」で観光客上陸可能以来初のテレビドラマ撮影

 俳優の中村俊介が主演する「浅見光彦シリーズ」の第40弾『棄霊島』(フジテレビ系)が5月6日、7日に初めて二夜連続で放送されることが11日、わかった。撮影が行われたロケ地は、長崎県の軍艦島。2009年4月より観光客が上陸可能となって以来、同所でテレビドラマの撮影が行われるのは初の試みとなり、今回初めて訪れた中村は「上陸前に船上から見た軍艦島は、まるで来る者を拒むかの様に怖い位の独特なオーラを放っていました。上陸後は、廃墟と化したその佇まいに畏怖の念を抱きつつ、栄華を極めた頃の面影と40年近い時の流れに思いを馳せながら撮影に臨む事ができました」と感想を語った。

浅見光彦シリーズ『棄霊島』に出演する中村俊介 (C)フジテレビジョン 

浅見光彦シリーズ『棄霊島』に出演する中村俊介 (C)フジテレビジョン 

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 ルポライター・浅見光彦が、日本各地で起こる難事件を解決する同シリーズは、第1弾『伊香保殺人事件』(1995年12月放送)から第14弾『黄金の石橋』(2002年4月)までの初代・浅見光彦を榎木孝明、第15弾『金沢殺人事件』(2003年2月)からを2代目として中村が演じており、今年1月14日放送の第39弾『遺骨』までの39作の平均視聴率が15.9%を記録する人気作。今作はシリーズ第40弾、昨年12月に作家生活30周年を迎えた原作者・内田康夫氏の記念作品。

 物語は浅見光彦(中村)が“旅と歴史”の取材を兼ねて母・雪江(野際陽子)とともに、長崎県平戸を訪れるところから始まる。今回のヒロインを演じるのは、1996年11月放送の第3弾『唐津佐用姫伝説殺人事件』以来2度目のシリーズ出演となる南野陽子。平戸の高校教師・篠原雅子役を演じる。今年1月中旬に撮影が行われた軍艦島(正式名称:端島)は、長崎港から南西約19kmの沖合に位置。南北に約480m、東西に約160m、周囲約1200m、面積63000平方mという小さな海底炭鉱の島で、1974年1月に閉山、同年4月に無人島となっており、2009年4月より観光客が上陸可能となっている。

 壮大なスケール感から映像化されてこなかった『棄霊島』のドラマ化に、番組関係者は「浅見光彦の魅力はそのままに、軍艦島の持つ異様な姿とその栄衰に翻弄された人々が織り成す物語によって、この節目を飾るにふさわしい大作になったと実感しています」と自信のコメント。中村も「今回は怪しい人物がいっぱい出てきて、先の見えない展開です。恋にオクテの浅見がピアニストのゆかり(星野真里)にストレートに憧れを抱いてデレデレするのもめずらしい」とアピールしている。

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  • 浅見光彦シリーズ『棄霊島』に出演する中村俊介 (C)フジテレビジョン 
  • 中村俊介主演浅見光彦シリーズ『棄霊島』のワンシーン (C)フジテレビジョン 
  • 中村俊介主演浅見光彦シリーズ『棄霊島』のワンシーン (C)フジテレビジョン 

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