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芥川・直木賞4作がそろって売上好調 市橋被告手記が4位初登場

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 先月17日に決まった「第144回芥川・直木賞」受賞作4作品が、好調な売行きをみせている。2/7付オリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門には、芥川賞の西村賢太氏『苦役列車』(初週順位:6位)、朝吹真理子氏『きことわ』(同10位/ともに新潮社/1月26日発売)がそれぞれ売上2.3万部、1.9万部で初登場TOP10入り。直木賞の道尾秀介氏『月と蟹』(著/文藝春秋)は前週39位から17位、木内昇氏『漂砂のうたう』(著/集英社)も100位圏外から50位と、大きく順位を上げている。

 2004年1月の第130回発表時以来、7年ぶりの両賞2作同時受賞となりひときわ話題を呼んだ今回の同賞。年齢差17歳の芥川賞作家二人の生い立ちやビジュアルの差を“美女と野獣”と報じられるなど、作家個々のユニークなキャラクターが立ち、発表後の記者会見も注目された。

 西村氏の『苦役列車』は、友人も恋人もなく、1杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている19歳の主人公・貫多の日常を描いた私小説。「時間の処理について卓越した技術を持っている」と審査員をうならせた朝吹氏の『きことわ』は、25年ぶりに再会した2人の女性の、積み重なる時間の層をやわらかく力強い文体で描いた。

 恵まれない家庭環境に育った10歳の少年二人が“ヤドカミ様”なる願い事遊びによって救いを求めるさまを描いた道尾氏の『月と蟹』(文藝春秋)は、累積実売2万7622部に到達。初ノミネートでの受賞となった木内氏の『漂砂のうたう』は、明治10年、根津遊廓に生きた人々を描いた物語。昨年9月の発売から4ヶ月目で初のTOP50位入りを果たしている。

 そのほか、今週の同部門は、99歳の遅咲き詩人・柴田トヨさんの詩集『くじけないで』(飛鳥新社/2010年3月発売)が1/17付から4週連続で首位をキープ。殺人罪などで起訴された市橋達也被告の手記『逮捕されるまで 空白の2年7ヶ月の記録』(幻冬舎/1月26日発売)は週間売上げ2.7万部で、4位に初登場した。

■調査協力店
旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店(くまざわ書店/いけだ書店/ACADEMIA)、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッピング、TSUTAYA、戸田書店、明屋書店、フタバ図書、ブックスタマ、丸善、漫画全巻ドットコム、未来屋書店(未来屋書店/ミライア/ブックバーン/LE MIRAI/MIRAIYA SHOTEN)、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、楽天ブックス、LIBRO、WonderGOO ほか全国書店1717店舗(WEB通販含む)※2010年10月18日付現在(五十音順)

■オリコン“本”ランキング
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を算出し順位を確定。「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3ランキングと、「新書」「ビジネス書」を毎週木曜日に発表する。今後も月曜日分の売上から翌日曜日分までの売上を週間ランキングとして集計。それらをもとに月間ランキング及び年間ランキングも発表する。

■禁無断複写転載
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【ランキング表】 BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

関連写真

  • 芥川賞受賞作の(左から)西村賢太『苦役列車』、朝吹真理子『きことわ』(ともに新潮社) 
  • 直木賞受賞作の(左から)道尾秀介『月と蟹』(文藝春秋)、木内昇『漂砂のうたう』(集英社) 

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