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「走りまくります!」 染谷将太『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に出演

 小説家・入間人間のライトノベルを実写映画化した『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』が22日(土)より公開される。大政絢が演じるヒロイン・まーちゃんの幼なじみ・みーくんを演じる染谷将太は、子役時代からさまざまな映画やドラマに出演しており、作品ごとに印象に残る演技を見せている期待株だ。

映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に出演する染谷将太 (C)ORICON DD inc.  

映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に出演する染谷将太 (C)ORICON DD inc.  

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 “まーちゃん”こと御園マユと“みーくん”は10年前に起きた少年少女監禁事件の被害者同士。高校2年生になったまーちゃんの周辺では、小学生姉弟が行方不明になったり、女性ばかりが襲われる連続通り魔による猟奇殺人が起きる。

 事件の影響で精神に異常を来している“まーちゃん”が心を開くのは、“みーくん”ただ一人。“みーくん”も「マユを心の底から愛しており、彼女のためならなんでもできる」と、その言葉通りの行動をとるのだが、心の中で「嘘だけど」とつぶやくことが癖になっている。

 「“みーくん”は純粋すぎて、いい人なのか、そうでないのか、もはやわからなくなってしまった感じ。何を考えているのかわからなくて、何か気持ち悪い。そういうキャラクターを演じるのはとても面白かった」

 劇中で何度か出てくる「嘘だけど」は、瀬田監督が試行錯誤した末に、カメラ目線で客に向かって言うことになった。監禁、猟奇殺人、トラウマ…と、残酷な物語を、ポップで爽やかな青春ラブストーリーのように描いた田中幸子の脚本と瀬田監督の演出力が光る。

 「陰と陽が両極端。不幸があるから幸せがあって、幸せがあるから不幸があるんだと思い知りました。不幸な出来事があったからこそ今は幸せなんだけど、今が幸せなあまり不幸を予感して逆にせつない。そういうせつなさが伝わればいいなと思いながら、演じました」

 同作では監禁事件の頃の“みーくん”と“まーちゃん”、現在のまーちゃんが監禁している姉弟役の計4人の子役たちと共演。「余計なことを考えないで芝居ができる子供って、天才。僕も子役の頃に大人たちから『そのまま大きくなってね』とよく言われたんですが…(笑)。14歳くらいかな、明確にはわかりませんが、世に言う思春期を境に変わりましたよね、いろいろと」

 1992年生まれの染谷は、2001年公開の異色ホラー『STACY』で映画デビュー。2009年に太宰治の同名小説を映画化した『パンドラの匣』(2009年公開)で、主人公ひばり役を演じ長編映画初主演を果たした。今年はNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』にも織田家家臣・森坊丸役で出演。映画は『東京公園』(青山真治監督)、『生きてるものはいないのか』(石井岳龍監督)、『あぜ道のダンディ』(石井裕也監督)の公開を控える。

 「このまま役者をやって生活できたらいいな。いい作品に携わっていけば結果はきっとついてくると思うし、何だか変わってきている気がするんですよね。良い方向に向かっている感じがする。走りまくります」。涼しげな眼差しの中に熱いものがあった。

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  • 映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』に出演する染谷将太 (C)ORICON DD inc.  
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  • 1月22日(土)より全国ロードショー (C)2010『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』製作委員会 
  • 1月22日(土)より全国ロードショー (C)2010『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』製作委員会 
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