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藤村俊二、75歳で挑戦したトロンボーンの演奏シーン「ごまかすのに苦労した」

 ジャズトランペットがつなぐ親子3代にわたる絆を描く映画『ふたたび swing me again』(塩屋俊監督)が13日に公開初日を迎え、東京・有楽町スバル座で舞台あいさつが行われた。昨年秋の撮影当時、75歳でトロンボーンの演奏シーンに挑戦した俳優の藤村俊二は「ごまかすのに苦労しました」と観客を笑わせつつ、「この役はトロンボーンの名手、谷啓さんの役だと思いました。先に逝ってしまって…。だから、私がやらされるハメになったんだぞ」と、天国の谷さんに向けて手紙を書きたいという思いを話した。

映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席した藤村俊二 (C)ORICON DD inc. 

映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席した藤村俊二 (C)ORICON DD inc. 

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 同作は、ジャズトランペットにハマった大学生・大翔が、憧れのトランペッターが実は自分の祖父だったことを知り、ひょんなことから祖父の昔のバンド仲間を探して一緒に旅をする物語。大翔役で映画初主演を果たした鈴木亮平は、塩屋監督や共演者らに感謝し、「全国キャンペーンや多くのメディアの取材を受けて、役者として勉強になった。僕にとって特別な作品になりました」と感慨深げに語った。その成果と言えるのか、「親子3代の絆、ハンセン病の問題、そしてジャズの魅力は国境を超えて共有できるもの。APECで来られている海外の方々にもこの映画を観てから帰ってほしい」と、作品と時事ネタを絡めたトークで会場を沸かせた。

 人生でやり残したことを果たそうと突き進む大翔の祖父・健三郎を演じた財津一郎は、「感謝の気持ちでいっぱい。2010年はうだるような暑さで多くの人が逝ってしまった。でも、今日は秋たけなわです。ふと思う、秋にしてチョウダィ!」とお決まりのギャグ。健三郎のジャズ仲間として出演した、クレージーキャッツのウッドベース担当・犬塚弘は「もともとジャズのミュージシャン。(20代前半の頃)銀座のナイトクラブで一緒に演奏した渡辺貞夫(サックス奏者)と、50年ぶりにセッションしたんだけど、あうんの呼吸で演奏できたんだよね。やってきてよかった」と話して、同世代の観客を喜ばせた。

 韓国出身の女優・MINJIは「京都・神戸に泊まりながら撮影して、一緒にご飯を食べたり飲んだりして、家族みたいに過ごせた。財津さんも亮平さんもやさしかったです」と照れながら話していた。

⇒ 映画『ふたたび swing me again』予告編

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  • 映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席した藤村俊二 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席した(写真左から)塩屋俊監督、MINJI、鈴木亮平、財津一郎、藤村俊二、犬塚弘 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席した鈴木亮平 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席した(写真左から)財津一郎、藤村俊二、犬塚弘 (C)ORICON DD inc. 
  • 映画『ふたたび swing me again』の舞台あいさつに出席したMINJI (C)ORICON DD inc. 

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