人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ！』（フジテレビ系）の新メンバー5組7名が30日放送の同番組特番で決定し、放送終了後に現メンバーを代表して矢部浩之（ナインティナイン）、加藤浩次が報道陣の取材に応じた。“素人”で唯一の合格者となったフリーター・三中元克さんについて加藤は「これってすごいことだと思う。今日の合格発表まで素人で、合格した瞬間からプロになるわけですから」と驚きをあらわにし、矢部も「岡村さんファンの子が番組に出るんですから、やっぱり衝撃。“オカムランドリーム”ですよ」と感慨深げに語った。

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　新メンバー決定の感想を問われると矢部は「ホンマに新しいメンバーが入ってやっていくねんなって思いと、まだ収録もしてないので信じられないのが半々」といい、加藤も「正直僕も1組だと思ってたんですよ、本当に。それが5組7人って聞いて、ロケバス狭くなるなぁって感じは受けますけどね」とまだ衝撃の結末に動揺を隠せない。

　また加藤が「三ちゃん（三中さん）がフライデーとかに撮られたら殴りますね（笑）。ホテルとかから出てきたり…想像したくないんだけど」と笑わせると、矢部も「親心ですよね。どこの女だ、紹介しろとなりますよね」。そして「彼の長所は素朴というところなんで、そこは変えないでほしい。多分『めちゃイケ』は変えさせないでしょうし」（矢部）と先輩メンバーとしての思いを語った。

　一方、入れ替わりで意気込みを聞かれた新メンバーたちは地に足が着かないといった様子。ジャルジャルの福徳秀介は「昔から観ていた『めちゃイケ』メンバーになったって実感がまだなくて。さっきメールが20件くらい入ってた」、重盛さと美は「メールが50件入っていて涙が出てきました」と大喜びした。また、たんぽぽの白鳥久美子は「先輩のクワバタオハラのくわばたさんが今日出産して、出産祝いとして合格できるのがベストって言ってたら本当にそうなると思わなくて…。運命を感じました」と、先輩への恩返しを果たす形となったことに感動していた。

　タレントらに囲まれた唯一の“素人”三中さんは「期待もあるけど、これからやっていけるかと不安も大きい。頑張っていきたい」と決意表明。合格者最年長となるモデル・敦士は「今もTバックを履いてるけど、線の部分がビチャビチャに汗かいてる。岡村さんが帰ってきたら肩車したいと思う」と語り、個性豊かな面々の中で早くもリーダーシップを発揮していた。

　レギュラーの岡村隆史が体調不良で長期休養中のなか、「15年目のピンチをチャンスに!！」と掲げた新メンバーオーディションの合格発表に進んだのは合格者5組のほか、芸歴16年目のお笑いコンビ・ダイノジ、ピン芸人のトミドコロ、タレントの栗山夢衣、ショップ店員の香月亜耶乃さん、就職活動中の大学4年生・多賀久徳さんの計10組。惜しくもメンバーに手が届かなかった4組には、それそれ奨励賞として別の仕事が紹介され、ダイノジの2人には審査員特別賞としてトロフィーとたすきが贈られた。