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市川崑監督の名作『黒い十人の女』、劇団ナイロン100℃が初舞台化

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 故・市川崑監督の名作『黒い十人の女』(1961年)が、映画監督としても活躍する劇作家兼俳優ケラリーノ・サンドロヴィッチ(47)の主宰劇団「ナイロン100℃」により初めて舞台化されることが14日、わかった。同劇団としても映画原作の舞台化は初の試み。ケラは「映画とは一味も二味も異なるだろうナイロン版『黒い十人の女』ご期待あれ」と自信をのぞかせる。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰の劇団・ナイロン100℃が『黒い十人の女』を初舞台化 

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 作品は、タイトルのとおり美しい妻がいながら数多くの女と浮気するテレビプロデューサー・風松吉と、それを取り巻く“十人の女”の駆け引きによる愛憎劇。松吉役の故・船越英二のほか、岸恵子、山本富士子、宮城まり子、中村玉緒、故・岸田今日子ら豪華女優陣の共演で話題を呼び、2002年には市川監督がテレビドラマ版としてセルフリメイクしている。

 ナイロン100℃は、ニューウェーブバンド・有頂天のボーカルを務めていたKERA(ケラリーノ)が1993年、犬山犬子(現:犬山イヌコ)、みのすけ、峯村リエ、三宅弘城、今江冬子、藤田秀世、手塚とおるらを中心に旗揚げ。今回、ケラは「『クリアできまい』とあきらめていた『黒い十人の女』。イチかバチかの交渉に賭けてみたところ、まさかの許諾をいただけた。夢のようだ」と満を持して舞台化に挑む。

 舞台版『黒い十人の女〜version100℃〜』は来年5月20日(金)〜6月12日(日)、東京・青山円形劇場で上演予定。出演はみのすけ、峯村、松永玲子、村岡希美、新谷真弓、植木夏十、安澤千草、廣川三憲、藤田秀世、吉増裕士、皆戸麻衣、眼鏡太郎ほか、今回の肝となる“十人の女”を誰が演じるのか客演も注目される。

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  • ケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰の劇団・ナイロン100℃が『黒い十人の女』を初舞台化 
  • 『黒い十人の女』 発売・販売:角川映画(税込価格:3990円 DVD発売中) 
  • 『黒い十人の女』 1961 角川映画 

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