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TBSの名物Pが語る“長瀬&宮藤”コンビの魅力

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 人気グループ・TOKIO長瀬智也、脚本家・宮藤官九郎が5年ぶりに手を組んだ新ドラマ『うぬぼれ刑事』(9日 後10時〜TBS系)の放送がいよいよ間近に迫ってきた。『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)を筆頭に、長瀬&宮藤のコンビを長年支え、今作のプロデューサーも務める磯山晶さんが、このほどORICON STYLEのインタビューに応じた。“長瀬&宮藤”コンビの魅力はもちろん、ヒットドラマの定義についても自身の見解を明かしてくれた。

ドラマの撮影を見守る宮藤官九郎(右)とプロデューサーの磯山晶さん (C)TBS 

ドラマの撮影を見守る宮藤官九郎(右)とプロデューサーの磯山晶さん (C)TBS 

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 『うぬぼれ刑事』は、長瀬演じる“うぬぼれ独身刑事”が、毎回犯人に一目ぼれし、最後には逮捕状と婚姻届を出し「結婚してくれるなら逮捕しない」と求婚するも、犯人は決まって逮捕状を選ぶというコメディタッチの作品。刑事ドラマといえば、『太陽にほえろ!』『キイハンター』『Gメン’75』など、日本ドラマ史上に輝く“名作”が数多く存在。近年も『相棒』シリーズを筆頭に相変わらずの人気を誇っている。

  今作の企画立ち上げについて磯山プロデューサーは、「実は7年ほど前から企画自体はあったんです。(脚本家の)宮藤くんが今までに取り上げた事がない題材の話になり、その中で宮藤くんが「じゃあ刑事モノ!」例えば『うぬぼれ刑事』と思いついたところからスタートしました」と、その始まりを明かす。

 今回の『うぬぼれ刑事』は刑事が毎回犯人に一目ぼれし、婚姻届に判を押すか、手錠をかけるかという2択で犯人に迫るという奇抜なストーリー展開となる。「いわゆる刑事ドラマって、アリバイを崩して犯人を追い詰めて鉄槌を下すというのが基本的な流れですよね。だけど、王道の刑事ドラマを長瀬・宮藤コンビがやっても面白くないかなと(笑)。今回、長瀬くんが演じる刑事は、結婚してくれるなら逮捕しないというスタンスで、結局犯人は常に手錠をかけられる方を選ぶんですけど…。つまり、“愛で落とす”という感じなんです(笑)」と、その奇抜すぎるコンセプトを明かしてくれた。

 これまでの“磯山作品”といえば、長瀬主演の『池袋ウエストゲートパーク』(00年)、V6・岡田准一主演の『木更津キャッツアイ』(02年)、長瀬&岡田がダブル主演を果たした『タイガー&ドラゴン』(05年)などを筆頭に、いわゆる“イケメン俳優”が主演を務めるが、どこか“3枚目感”を漂わせ、宮藤独特の破天荒な台詞回しで、それまでのパブリックイメージをことごとく“破壊”してきた。「いい男が、いい男の役を演じてもあまり興味をそそられないというか、世界観が固まり過ぎてしまう気がするんです」。さらに「長瀬くんのような、いわゆる“イケメン”の俳優さんが宮藤くんの世界観に入ることによって新たな一面が開花すると思うし、相乗効果もあると思います」と自身の見解を語る。

 視聴率はもちろん、セルビデオ、セルDVD、劇場版公開など、1つのドラマ作品をさまざまな形でヒットに導いてきた“磯山作品”だけに、ファンからの放送前の期待度は、7月クールでも1、2を争うほど。「注目していただいているんですか? ちょっと今ホッとしました(笑)」とヒットプロデューサーらしからぬ発言。「ヒットドラマの作り方なんて未だに分かりませんし。どうすれば視聴率が取れるかなんて、逆に教えてほしいです(笑)。ただ、やっぱり(撮影)現場は楽しいし、絶対に面白い作品になるという自信はあります。各方面に怒られないように頑張ります!」。

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