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映画のプロが選ぶ映画賞、最高賞は『私は猫ストーカー』

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 2009年度の映画賞の最後を飾る、第19回日本映画プロフェッショナル大賞(日プロ大賞)の個人賞、およびベストテン作品が14日、発表された。作品賞は『私は猫ストーカー』、監督賞は細田守(『サマーウォーズ』)、主演男優賞は菅田俊(『ポチの告白』)、主演女優賞はぺ・ドゥナ(『空気人形』)が受賞。今回は、メジャー配給作品から独立系の単館上映作品まで幅広い作品のなかから、すでに国内の主要な映画賞で受賞している作品以外が選考にかけられた。

 1992年からスタートし、今回で19回目を迎える日プロ大賞は、健闘しながらも諸々の理由から過小評価された映画、出演者らにスポットをあてることを趣旨にする。審査員は、映画プロデューサー、映画評論家、脚本家、劇場関係者ら、映画に携わるプロフェッショナルが務め、独立系の日本映画を称揚することで、映画ファンから根強い支持を受けている。過去には、独立系の作品のみを選考対象にしていた時期もあったが、今回は、広くメジャー配給作品も対象とし、そのなかから国内の主要映画賞受賞作品を除いて選考が行われた。

 2009年度の受賞作品とベストテンは以下の通り。さらに今回は、2000年代の邦画ベスト5(2000〜2009年公開作品対象)も発表され、1位には『EUREKA(ユリイカ)』(青山真治監督)が輝いた。また、2002年度以降、行われていなかった授賞式が、今年復活することが決定した。受賞者ゲスト(予定者)として、細田守監督、鈴木卓爾監督、町田マリー、青山真治監督、若松孝二監督を迎えて、5月15日(土)に池袋・新文芸坐にて開催される。

【第19回日プロ大賞個人賞】
作品賞=『私は猫ストーカー』
主演男優賞=菅田俊(『ポチの告白』)
主演女優賞=ぺ・ドゥナ(『空気人形』)
監督賞=細田守(『サマーウォーズ』)
新人監督賞=鈴木卓爾(『私は猫ストーカー』)
新人奨励賞=町田マリー(『美代子阿佐ヶ谷気分』)
新人奨励賞=満島ひかり(『プライド』)

【第19回日プロ大賞作品ベストテン】
1位:私は猫ストーカー
2位:サマーウォーズ
3位:空気人形
4位:大阪ハムレット
5位:あんにょん由美香
6位:余命1ヶ月の花嫁
7位:オカルト
8位:少年メリケンサック
9位:プライド
9位:色即ぜねれいしょん

【2000年代(ゼロ年代)邦画ベスト5】
(2000〜2009年公開作品が対象)
1位:『EUREKA(ユリイカ)』(青山真治監督)
2位:『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(若松孝二監督)
3位:『赤目四十八瀧心中未遂』(荒戸源次郎監督)
3位:『アカルイミライ』(黒沢清監督)
5位:『殺し屋1』(三池崇史監督)

【第19回日プロ大賞授賞式】
5月15日(土)午後9時15分スタート
授賞式:午後9時15分〜午後10時35分
作品上映:午後10時45分から午前6時頃まで
上映作品:『EUREKA(ユリイカ)』(ゼロ年代ベストワン作品、青山監督)、『オカルト』(ベスト7位作品)、『蘇りの血』
受賞者ゲスト出席者(現時点での予定者):細田守監督、鈴木卓爾監督、町田マリー、青山真治監督、若松孝二監督
会場:池袋・新文芸坐

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