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HG、粉砕骨折の大怪我から8ヵ月ぶりに復帰! プロレスは引退し新たなキャラ“HL”を提示

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“復活フォー!!”昨年7月に行われたプロレスイベントで左かかとを粉砕骨折したお笑いタレント・レイザーラモンHGが、約8ヵ月ぶりに芸能活動を再開させることが5日、わかった。このほどORICON STYLEのインタビューに応じたHGは事故当時の生々しい様子や、人知れず過酷な闘病&極貧生活を送っていたこと。さらにプロレスラーを引退し、改めて芸人として再ブレークを目指し、新たなキャラクター・HL(ハードレズ)を打ち出していくことなどを赤裸々に語ってくれた。

完全復帰したレイザーラモンHGこと住谷正樹 

完全復帰したレイザーラモンHGこと住谷正樹 

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 惨劇が起きたのは、昨年7月に東京・後楽園ホールで行われた「ハッスルツアー2009」の試合中だった。場外にいる対戦相手にリング上からダイブ攻撃仕掛けた際に誤爆。左足かかとを粉砕骨折するという大怪我を負ってしまったHG。「折れたときは会場中に響き渡るような音がしましたね。結局12ヶ所も粉砕骨折していたようです。すぐ病院に連れて行かれたんですけど、今問題になっている“たらい回し”にあいまして(笑)。4件ほどまわってやっと受け入れてくれたんですけど、医療現場の実態を垣間見ることが出来ましたね」と当時の様子を語る。結局、レスラー仲間の紹介で7日後に、別の病院で骨折箇所をボルト12本で固定する手術を受けて2ヵ月入院。だがかかと部分の皮膚が壊死しており、今年1月に左ふくらはぎの皮膚をかかとに移植する2度の手術を行った。

 入院中は車いすでの生活を余儀なくされ、もちろん芸能活動は自粛。決まっていた出演舞台やお笑いイベントなどはすべて白紙となった。さらに、エースとして活躍していたプロレス団体『ハッスル』の活動休止も重なるなど、“不幸の連鎖”がHGを襲う。体重は10キロも痩せ、収入も激減、精神的にも荒んでいたときに、支えになったのは妻で元グラドルの住谷杏奈さんと長男の存在だった。「仕事がほぼゼロでしたから、給料は一番低い時で月給7000円にまで落ちて……。嫁がタレントとして活動したり、子供服のデザインで多い時は月に100万円も稼いでくれたんです。完全にヒモ状態ですね(笑)。一生頭が上がりませんよ」と感慨深げに語った。

 一時期は“ハードゲイキャラ”で腰を振りながらさまざまなテレビ番組に引っ張りだこだったHG。だが近年は学生時代から大好きだったプロレスに没頭し、徐々にテレビ出演も減っていた矢先に試合中の大怪我。もう一度自身の方向性を考える時期だった。「とりあえず、プロレスの楽しさと怖さを存分に体感できたので、プロレスは引退します。これからは“芸一本”でやっていきます!」と力強く宣言。「実は新しいキャラクターも考えているんですよ。今年は“ハードゲイ”じゃなくて“ハードレズ”でいこうかなと。緑色のボディコン着て金髪のヅラを被って。イメージは(米女優)のシガニー・ウィバーです。どうですか?」と新キャラ(!?)を提示しこちらを困惑させた。

 レギュラー出演が決定しているバラエティ番組『世界笑える!ジャーナル』(21日スタート、水曜後8時 TBS系)で約8ヵ月ぶりに芸能活動を再開させるHG。「最近、有吉(弘行)さんからも一発屋の烙印を押されまして。まぁいい介錯をしてくれたなという気持ちの方が強いですけどね(笑)。今後は、ピンとしてはもちろんですけど、コンビ(レイザーラモン)としてもガッツリ頑張りたいですね! とりあえず当面の目標は『キングオブコント』です!」と気合十分。取材後に行われた撮影でも、いつもの“腰フリ”から『復活フォー!!』という雄叫びが何度もこだましていた。



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