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黒澤明監督、100回目の誕生日 世界中のGoogleトップを飾る

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 日本が世界に誇る映画監督の故・黒澤明さんの生誕100年を記念して、誕生日である23日、検索サイト『Google』のトップページが黒澤監督の写真を使った特別バージョンになっている。黒澤プロによるとこれは世界各国の『Google』で表示され、日本人が起用されるのは今回が初めて。

100回目の誕生日を記念して『Google』トップページに黒澤明監督が登場(C)Google 

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 黒澤監督は1910年3月23日、東京府荏原郡大井町(現在の品川区東大井)に8人兄弟の末っ子として生まれた。1943年に『姿三四郎』で監督デビュー。以後『一番美しく』(1944年)、『わが青春に悔なし』(1946年)、『酔いどれ天使』(1948年)、『静かなる決闘』(1949年)、刑事ドラマの原点と呼ばれる『野良犬』(1949年)等を次々と発表。

 米アカデミー賞で『羅生門』(1952年)と『デルス・ウザーラ』(1976年)で2度にわたり最優秀外国語映画賞を受賞(『羅生門』受賞時は特別賞扱い)したのをはじめ、世界三大映画祭(ベネチア、ベルリン、カンヌ)でも数多くの映画賞を受賞し、スティーブン・スピルバーグ、フランシス・フォード・コッポラ、マーティン・スコセッシら世界の映画人から“世界のクロサワ”と敬愛されてきた。1993年『まあだだよ』が遺作となった。1998年9月6日永眠。享年88歳。

 黒澤監督の生誕100周年を記念して、27日から『黒澤明−生誕100周年記念 記念上映−』と題した特集上映が東京と大阪で開催される。『姿三四郎』から『まあだだよ』まで、全30作品(大阪では29作品)を通して、その軌跡をたどる。これまでに特集上映で全作品が一挙上映されたことはなく、黒澤監督の全貌を知るまたとない機会といえる。3月27日〜4月16日、東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテで、4月17日〜5月7日、大阪・千日前の敷島シネポップで開催。

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