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東京映画記者会(在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)による第52回ブルーリボン賞の授賞式が16日、都内で行われ各賞受賞者が顔をそろえた。芸歴37年目にして初めて映画主演を務めた『ディア・ドクター』で主演男優賞に選ばれた笑福亭鶴瓶に加え、この日の授賞式では、昨年度の主演女優賞・木村多江とともに司会を務めた本木雅弘、特別賞を受賞した『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行、三國連太郎と、同映画賞の主演男優賞受賞者が一堂に会す貴重な4ショットも実現。「酒の飲みすぎで痛風になった」という鶴瓶は、三國から「2時間毎日歩きなさい」とアドバイスを受け、「芸人にとって運動は大切なことだと思います」と年長者に諭され、恐縮していた。
ちなみに、三國は第11回(1960年度)『大いなる旅路』、第32回(1989年度)『利休』で2回、西田は第46回(2003年度)『ゲロッパ!』『釣りバカ日誌14』で1回、本木は第35回(1992年度)『シコふんじゃった』、第51回(2008年度)『おくりびと』で2回、同映画賞の主演男優賞を受賞している。
最高賞にあたる作品賞を受賞した『劔岳 点の記』は名カメラマン・木村大作の監督デビュー作。標高2999mの劔岳・立山連峰各所でCG・空撮に頼らず2年をかけてロケを敢行、木村監督自ら自前の車で47都道府県を回ったPRキャンペーンも功を奏して、興行収入26億円、観客動員240万人突破する大ヒットを記録した。木村監督は同時に新人賞も受賞し、「70歳になるのに新人賞は恥ずかしいから断ろうと思ったけど」と、照れを隠しながら大きな声で話した。
監督賞は鶴瓶主演の『ディア・ドクター』の西川美和監督が受賞。へき地医療や医師不足の問題を背景に、人間の二面性をあぶりだす脚本や演出の手腕が評価され、「丁寧に血の通った物語を書いていきたい」と今後に意欲を見せた。
助演男優賞の瑛太は「俳優を続けていきたいので、日々、鍛えないと、後々、日本を代表するような俳優になり、そしてこのような賞で司会をできるような俳優になりたいと思います」とあいさつ。『ディア・ドクター』で共演した鶴瓶は「瑛太のあいさつを聞いて、あんなにしゃべれる男ではなかった。いつから俺のことをパクったのか」と、その成長ぶりを喜んだ。
同名人気テレビアニメーションを実写化した『ヤッターマン』(三池崇史監督)で、セクシーなボンデージファッションに身を包み、ドロンジョ様を演じて助演女優賞に選ばれた深田恭子は、「役者という仕事には正解や答えがないなと思っています。歴史ある賞をいただけたことはすごく励みになります」。『おっぱいバレー』で主演女優賞に選ばれた綾瀬はるかは「これを励みに日々精進しなければならないなと思っています」と受賞の喜びを語った。
以下、受賞結果一覧。
作品賞:『劔岳 点の記』(木村大作監督)
監督賞:西川美和(『ディア・ドクター』)
主演男優賞:笑福亭鶴瓶(『ディア・ドクター』)
主演女優賞:綾瀬はるか(『おっぱいバレー』)
助演男優賞:瑛太(『ディア・ドクター』『ガマの油』)
助演女優賞:深田恭子(『ヤッターマン』)
新人賞:岡田将生(『重力ピエロ』『ホノカアボーイ』)
木村大作(『劔岳 点の記』)
外国映画賞:『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド監督)
特別賞:『釣りバカ日誌』シリーズ
【受賞者関連インタビュー&特集】
◆セクシー入浴シーンも! 深田恭子がドロンジョ役で“新しい世界”
◆『ディア・ドクター』西川美和監督、鶴瓶起用は「半分賭け」
◆綾瀬はるか“おっぱい”の撮影を振り返る
◆映画『ガマの油』で共演! 役所広司×瑛太がお互いの魅力を語る
◆過去の受賞者をチェック
2009年|2008年|2007年
綾瀬はるか
東京映画記者会(在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)による第52回ブルーリボン賞の授賞式が16日、都内で行われ各賞受賞者が顔をそろえた。芸歴37年目にして初めて映画主演を務めた『ディア・ドクター』で主演男優賞に選ばれた笑福亭鶴瓶に加え、この日の授賞式では、昨年度の主演女優賞・木村多江とともに司会を務めた本木雅弘、特別賞を受賞した『釣りバカ日誌』シリーズの西田敏行、三國連太郎と、同映画賞の主演男優賞受賞者が一堂に会す貴重な4ショットも実現。「酒の飲みすぎで痛風になった」という鶴瓶は、三國から「2時間毎日歩きなさい」とアドバイスを受け、「芸人にとって運動は大切なことだと思います」と年長者に諭され、恐縮していた。
ちなみに、三國は第11回(1960年度)『大いなる旅路』、第32回(1989年度)『利休』で2回、西田は第46回(2003年度)『ゲロッパ!』『釣りバカ日誌14』で1回、本木は第35回(1992年度)『シコふんじゃった』、第51回(2008年度)『おくりびと』で2回、同映画賞の主演男優賞を受賞している。
最高賞にあたる作品賞を受賞した『劔岳 点の記』は名カメラマン・木村大作の監督デビュー作。標高2999mの劔岳・立山連峰各所でCG・空撮に頼らず2年をかけてロケを敢行、木村監督自ら自前の車で47都道府県を回ったPRキャンペーンも功を奏して、興行収入26億円、観客動員240万人突破する大ヒットを記録した。木村監督は同時に新人賞も受賞し、「70歳になるのに新人賞は恥ずかしいから断ろうと思ったけど」と、照れを隠しながら大きな声で話した。
監督賞は鶴瓶主演の『ディア・ドクター』の西川美和監督が受賞。へき地医療や医師不足の問題を背景に、人間の二面性をあぶりだす脚本や演出の手腕が評価され、「丁寧に血の通った物語を書いていきたい」と今後に意欲を見せた。
助演男優賞の瑛太は「俳優を続けていきたいので、日々、鍛えないと、後々、日本を代表するような俳優になり、そしてこのような賞で司会をできるような俳優になりたいと思います」とあいさつ。『ディア・ドクター』で共演した鶴瓶は「瑛太のあいさつを聞いて、あんなにしゃべれる男ではなかった。いつから俺のことをパクったのか」と、その成長ぶりを喜んだ。
同名人気テレビアニメーションを実写化した『ヤッターマン』(三池崇史監督)で、セクシーなボンデージファッションに身を包み、ドロンジョ様を演じて助演女優賞に選ばれた深田恭子は、「役者という仕事には正解や答えがないなと思っています。歴史ある賞をいただけたことはすごく励みになります」。『おっぱいバレー』で主演女優賞に選ばれた綾瀬はるかは「これを励みに日々精進しなければならないなと思っています」と受賞の喜びを語った。
以下、受賞結果一覧。
作品賞:『劔岳 点の記』(木村大作監督)
監督賞:西川美和(『ディア・ドクター』)
主演男優賞:笑福亭鶴瓶(『ディア・ドクター』)
主演女優賞:綾瀬はるか(『おっぱいバレー』)
助演男優賞:瑛太(『ディア・ドクター』『ガマの油』)
助演女優賞:深田恭子(『ヤッターマン』)
新人賞:岡田将生(『重力ピエロ』『ホノカアボーイ』)
木村大作(『劔岳 点の記』)
外国映画賞:『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド監督)
特別賞:『釣りバカ日誌』シリーズ
【受賞者関連インタビュー&特集】
◆セクシー入浴シーンも! 深田恭子がドロンジョ役で“新しい世界”
◆『ディア・ドクター』西川美和監督、鶴瓶起用は「半分賭け」
◆綾瀬はるか“おっぱい”の撮影を振り返る
◆映画『ガマの油』で共演! 役所広司×瑛太がお互いの魅力を語る
◆過去の受賞者をチェック
2009年|2008年|2007年
綾瀬はるか
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2010/02/16