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クリント・イーストウッド監督に春の叙勲、渡辺謙、二宮和也らも祝福

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 政府が29日付で発表した09年春の叙勲で、米俳優兼映画監督のクリント・イーストウッドが旭日中綬章を受章。これを受け、来日中のイーストウッド監督の息子でジャズミュージシャンのカイル・イーストウッドが同日、都内で会見を開き「自分にとってもうれしいニュース。(偉大な父は)passionate(パッショネート、熱情的の意)、熱い心を持っている人だ」と父親を讃えた。また、同監督の映画『硫黄島からの手紙』に出演した俳優の渡辺謙や二宮和也らもお祝いのコメントを寄せた。

クリント・イーストウッド主演・監督『グラン・トリノ』(公開中)(C)2009 Warner Bros. Entertainment Inc. and Village Roadshow Films (BVI) Limited. All Rights Reserved.  

クリント・イーストウッド主演・監督『グラン・トリノ』(公開中)(C)2009 Warner Bros. Entertainment Inc. and Village Roadshow Films (BVI) Limited. All Rights Reserved.  

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 旭日中綬章を受章したイーストウッド監督は、現在日本で公開中の映画『グラン・トリノ』の配給元ワーナー・ブラザースを通じて「次作の撮影中につき、直接日本でお礼を言うことができないのが残念ですが、この度、名誉ある旭日章を授かったことを心から嬉しく思います。この章によってもたらされる、日本での栄誉に深く感謝いたします。本当にありがとう」とコメントを発表。

 一方、息子のカイルは同映画で音楽を担当。自身の最新アルバム『メトロポリタン』と、ブルーノート東京(港区青山)での日本公演のプロモーションも兼ねて来日中であったため、父に代わって会見を開き「権威ある章だと理解しています。これまでに父が関わったたくさんの映画が評価されたのだと思いますが、特に2年前の監督作品『硫黄島からの手紙』は日本が舞台にもなっていますし、受章理由の一つになったのではないでしょうか」と話した。

 また、記者から「偉大な父をひと言で表すと?」という難しい質問には「passionate」と応えた一方で、素顔のイーストウッド監督は「控えめでもの静か、穏やかな性格をしています」と明かした。

 映画『硫黄島からの手紙』(06年)は、第2次世界大戦の硫黄島での激戦を日本の視点から描いた作品で、同じテーマを米国側から描いた『父親たちの星条旗』との2部作。『硫黄島〜』出演キャストからも祝辞が寄せられた。

◆渡辺謙

旭日中綬章おめでとうございます。
クリントの数十年に渡る作品に対する誠実な現場作りには頭が下がります。
しかも、未だ衰えぬ制作意欲。
日本でも、国が認めてくれたこと、嬉しく思います。

◆二宮和也

元気にしているかな?っと思っていた時のこの朗報。
おめでとうございます。
凄い事ばかりで、本当に驚いています。
いつまでも元気だなぁ。嬉しいっす。
あ、因みに、僕も元気ですよ。

◆伊原剛志

あなたの作る映画は、人の心を動かすものがあり私もいつも作品ごとに心が動かされてます。
この度は、名誉な章の受章という事でおめでとうございます。
今後の映画作品も楽しみにしております。

◆加瀬亮

おめでとうございます、イーストウッド監督は、いつまでも、あこがれです。

◆中村獅童

『硫黄島からの手紙』で役を生きる喜びを静かにご教示いただいたことは、自分の役者人生にとって宝物です。大好きな監督のご受章を心よりお祝い申し上げます。

 イーストウッド監督の最新作『グラン・トリノ』は丸の内ピカデリーほか全国公開中。

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  • 映画音楽も手がける息子のカイル・イーストウッドが父に代わって会見 

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