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“NY落書き逮捕報道”に奈良美智氏、ブログで事実誤認指摘と謝罪

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 大きな瞳の少女の絵などで知られる美術家・奈良美智氏が10日(火)付で自身の公式ブログを更新。米ニューヨーク・マンハッタンの駅構内での落書きを理由に逮捕されたと米メディアなどに報じられた件で、「事実について」と題し、事実誤認を指摘するとともに謝罪した。

 米芸術系誌『アート・イン・アメリカ』によると、奈良氏は先月27日未明、ユニオン・スクエア駅で友人2人の肖像などを落書きしたとして駅近くの路上で逮捕され、2日間の拘置処分を受けたという。

 この報道に対し奈良氏は、事実誤認があるとして次のように説明している。「描いたのは手のひら大のもので、すぐに消しました。またそれは一つの顔であり、友人2人の似顔絵などではないこと。ニューヨークでは一警官の判断で人を拘束できること。ニューヨークでは拘束は最低でも24時間であること。24時間後、僕は罰則、罰金もなく無罪で解放されたこと。最初形式として顔写真(前、横)指紋(左右全部の指、手のひら、側面)をとられたが、その記録は結局消され残っていない。僕を拘束した警官は、僕のキャリアなどまったく知らないこと。警官がすべて正義の味方ではないこと」。

 さらに今回の騒動は同誌の記事が元になっているとしたうえで、同誌の記者が正確な取材に基いていないと指摘。記者が警察に事実関係を聞いておらず、駅名も異なり、拘束時間は2日間ではなく24時間であったという。拘束された際も「警官が僕を拘束しようとした時、見ず知らずの市民が抗議していた」とし、「できればその人たちを探して、その時の状況を第三者の目で語ってほしい」と訴えている。

 ただ前述のように「描いたのは手のひら大のもの」と、落書きしたこと自体は認めており「いずれにせよ、軽い気持ちで行った行為がこのように話題となり、いろいろな人を不快にさせていること。また、実際にそうして何人かの人々に心配もかけ、また迷惑もかけていることに、心からすみませんと言いたい」と謝罪している。

 また、詳細な事実関係などは後日、再度報告するとしている。

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