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　昨年12月に死去した元タレントの飯島愛さんを偲ぶ『飯島愛 お別れの会』が1日（日）、東京・港区の東京プリンスホテルで営まれた。午前11時からの関係者向けの会には著名人ら700人が参列、午後1時からの一般ファン向けの会では1500人が故人を偲んだ。発起人の島田紳助、中山秀征らは「お別れの言葉」を送り、献花後には報道陣のインタビューにも対応。自分よりも他人への気配りを心がけ、誰からも愛された飯島さんの人柄が色濃く表れた会では、多くの人々が天国での“再会”を誓った。以下は著名人の主なコメント。

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◆中山秀征（発起人）「あなたは日本のモンロー」
　今日は愛ちゃんが大好きな人たちがいっぱい集まってくれました。愛ちゃんが亡くなって2ヶ月とちょっと経つけど、みんなの中に当然のように生き続けています。愛ちゃんは亡くなったことに気付いていないと思うけど、これが現実です。新しい事業を始めようとしていて「『日本一は当たり前。世界一を目指す』という目標を持てばいいことがある」と言っていたのに、去るとは思ってなかった。「体に気をつけて」とそのことばかり気にして、自分は無視していたんだなと思います。本当によく頑張った。こんないい花道をみんなが用意してくれて良かったね。美人薄命とはよく言うが、そのとおりですね。いつまでも話していると「秀ちゃん長いよ」と言われそうだからこれくらいにします。あなたは日本のモンローですよ。本当によく頑張りました。

◆大竹しのぶ（発起人）「ずっと思っているから」
　時折、突然愛ちゃんを思い出してこらえきれなくなります。2人で笑ってよく話しましたね。待ち合わせにはよく遅れてきて「大女優待たせちまったよ」とよく笑っていましたね。去年、娘が海外留学を終えて帰って来た時もパーティを開いてくれましたね。今日はお別れの会だけど、私たちはお別れするつもりはありません。大丈夫、ずっとずっと思っているから。本当にたくさんの人が飯島愛という人間を忘れる事はないでしょう。

◆島田紳助（発起人）「女性関係のことに関しては注意されることが多かった」
初めて会った時、こいつはスゲーやる気があるヤツだと思ったことがすごく印象に残っています。「芸能界で長くやっていくために勉強しよう」と言ったら、愛はノートをたくさん買ってきて「いっぱい勉強したよ」って。カバンを見るとたくさんの大学ノートが入っていて、約束守っていっぱい勉強してすごいなと思いました。妹分のくせに女性関係のことに関しては注意されることが多かったり、プレゼントも愛からもらう方が多かった。接続までしてくれたFAXを最近買い換えようと思ったけど、古いままにしてあります。まさか死ぬとは思わなかったから。自分もいずれはそっちにいくので、また一緒に笑ったりしましょう。ちょっとの間だけお疲れ様でした。バイバイ。

◆うつみ宮土理（発起人）「どんな有名人でも力がある人にも、絶対に媚びなかった」
愛ちゃん、凄いね。芸能界でこれだけ広いジャンルの人たちからずっと愛されていたんだね。芸能人として1つだけ立派だと褒めたことがあります。どんな有名人でも力がある人にも、絶対に媚びなかった。無名の人にも視点が同じだった。それって凄いことだよ。時々、生き返っているんじゃないかなと思います。とりあえず、ゆっくり休んでください。よく生き抜いたね。やったね、愛ちゃん！

◆ホンジャマカ・恵俊彰（発起人）「携帯の番号は消しません」
僕の携帯電話にはいまだに飯島の番号が残してあります。今朝、久しぶりに電話してみましたが、やっぱり繋がらなかった。当然ですよね。飯島とはメールじゃなくていつも電話だったから。これからも話そうと思いますよ。相談や世の中のこととか。だから携帯の番号は消しません。

◆ホンジャマカ・石塚英彦（発起人）「愛ちゃんにデブと言われて嬉しかった」
愛ちゃんよりも僕の方が年齢も事務所の人間としても先輩だけど「ノースリーブスで寒くないか、デブ」「このあともあるんだから食べ過ぎるなよ、デブ」と言われてました。でも正直、愛ちゃんにデブと言われて嬉しかった。思いやりをもった方だったから。今日はお別れの会だけど、面倒くさくなければ天国からまたアドバイスください。

◆古舘伊知郎（発起人）「人間の本質を見抜き、人に優しく触れることができる人」
お久しぶりです。（遺影に対して）これは写真ですか？ なんだかここにいるような感じがします。不思議な人でした。本当に華のある人でしたね。あなたにはいつも教わっていました。人間が持っている愚かさを一瞬にして剥ぎ取られました。私は大体技術的なところに目がいってしまいがちですが、あなたは人間の本質を見抜き、人に優しく触れることができる人でしたね。そして自分のことを客観視することができた人でした。悲しいけど、立派に生き抜いたと思う。人間は縁の中で生きているから、またどこかで会えると思います。本当にありがとう。

◆ネプチューン（発起人）・名倉潤「気が遣えて嘘が嫌いな人」
繊細な方で、いろいろ気が遣えて嘘が嫌いな人でしたね。「事務所を辞めても友達だよね、ずっとね」と言われていましたから、いつかまた友達として会えるといいなと思います。

◆徳光英和（発起人）「人を愛することができた人」
人を愛することができた人でしたね。いろんな弔辞を聞きながらお別れの会じゃないんじゃないかな、お別れの会にしたくない気持ちがでてきました。こういう魅力ある人はそうはいない。飯島愛さんの（遺影の）眼差しを直視して司会をやったよ。「ちゃんと司会をやってくれたね」と言ってもらえたら嬉しいね。

◆青木さやか「繊細な方で、話さなくても分かってくれる人」
きちんとさよならができていなかった。特に仕事について色々相談させてもらっていたので。愛さんが相談に乗ってくれて頑張れたこともあります。とても繊細な方で、話さなくても分かってくれる人でした。（お別れの言葉で）「いなくなられて困るんですけど」と言った。いなくなると思っていなかったじゃないですか。

◆テリー伊藤「彼女を英雄視してほしくない」
（新しい事業展開、夢を）叶えさせてあげたかった。こんなにみんなに愛されてるのに、自分の体調を管理しないで何やってるんだ！ って感じだよね。本人が一番「え？ 死んじゃったの？」と思ってると思うよ。（1人の女性としても）もったいないよね。年をとった姿が見たかったのに。でも、彼女を英雄視してほしくない。かっこ悪い死に方しちゃったんだし。ダメですよね。こんなにたくさんの人を悲しませちゃ。