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中国人初の芥川賞受賞作家・楊逸「もっと日本語を勉強していい作品を」

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 第139回芥川賞・直木賞(平成20年度上半期)の受賞会見が15日(火)に都内で行われ、『時が滲む朝』で芥川賞を受賞した楊逸と、『切羽へ』で直木賞を受賞した井上荒野が出席した。芥川賞史上初の中国人受賞者となった楊逸は「賞をいただいただけで満足するのではなく、もっと日本語を勉強していい作品を書いていきたい」と喜びを語った。

 中国で北京五輪が開催される今年、芥川賞で初の中国人受賞者が誕生した。筒井康隆の作品が好きで、これまでに読んだ日本の作品すべてに影響を受けてきたと真摯に語る楊逸は、今年の受賞を「(日本と中国の)縁をすごく感じる」とし、これからも「自分が見て体験した日本を書きたい。ただ、日本人の主人公を私が書くのは説得力に欠けると思いますので、主人公は日本人以外になります」とコメント。さらに今後について「被写体にとってなにかプラスになる作品を書けたらいい」と豊富を語った。

 一方、小説家の井上光晴の長女としても知られる、直木賞を受賞した井上荒野は「書けない時期もあったが、小説を書いてきてよかった。こうして賞をいただけてすごくうれしい」と素直によろこびを語った。

 そして受賞作『切羽へ』の刊行日が父の命日であったことを「できすぎなんですが…」と明かし、「父が生きていたらくるったようによろこんで、言動があやしくなっていたと思う(笑)」と語り会場を和ませた。また、今後の作品はまだ具体的には考えていないとしながら「これからも自分を退屈させない作品を書いていきたい」とコメントした。

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