THE YELLOW MONKEYとしてのラストイベント『THE EXHIBITION AND VIDEO FESTIVAL OF THE YELLOW MONKEY　メカラ ウロコ・15』が、12月26日（日）に東京ドームで開催された。

　会場には、メンバー使用の楽器・衣装の展示、過去発売されたアーティストグッズの復刻販売はもちろん、メディアブースには「ぴあ」「ロッキング・オン」「スペースシャワーTV」のブースも登場。もちろん、オリコンも出展し『オリコンチャートで振り返るTHE YELLOW MONKEY』を展開した。また会場には、巨大なライブステージも登場。来場者がステージに上がることのできるコーナーも登場、東京ドームは“イエモン”一色になった。
　この日会場には多くのファンが訪れ、懐かしさと同時に、2001年1月8日のラストライブから実に3年ぶりのライブ感が会場を包んだ。歴史を振り返るビデオ上映では、誕生から解散までの活動を1時間半にわたり上映。会場のファンからは、懐かしい映像の数々にため息がもれた。

　2001年1月31日に発売の24thマキシ・シングル「プライマル」は、“最初の、原点回帰”の意。ファンとしては原点回帰の“復活”を心待ちにしていたが、上映ビデオのなかでヴォーカルの吉井は、「明日はないという（原点の）気持ちが無くなった」と告白、解散の一端を吐露した。しかしこのイベントは、彼らの原点回帰＝復活ではなく、新たなスタートを切るための“プライマル＝最初の”イベントとなった。その気持ちを表現するかのように、Lovin、Emma、Heesey、Annieの4人が登場。1日遅れのクリスマスプレゼントとも受け取れる、おそらく4人揃ってのラストライブとなる「JAM」を演奏。“I'm a dreamer、You are dreamer”と即興の吉井の歌詞に会場も呼応。会場の大きな歌声が響く中、「いつまでも歌っていてください！」という言葉とともに、4人は静かに姿を消していった。

　ファンの中に残る“イエモン”は永遠に消えることはない。でも、“僕らの夢、あなたの夢をしっかりと追い求めて”というイエモンらしいラストメッセージがファンに贈られた。
　彼らの今後の活動に関して特別な発表はなかったが、12月28日（火）にはDVD『THE YELLOW MONKEY LIVE AT TOKYO DOME』やCD『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』が発売される。

■THE YELLOW MONKEY『THE YELLOW MONKEY あなたが選んだBEST30 結果発表!!』（2004/12/08）
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