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【オリコン】小川糸『食堂かたつむり』がロングセラーの気配

【ランキング表】 BOOK TOP50 / 文庫TOP50 / コミックTOP50

 今年1月に発刊された『食堂かたつむり』(ポプラ社)が、4月7日付けのオリコン“本”ランキングのBOOK部門で20位にランクイン。ゲーム関連書籍やコミックエッセイが上位を占めているなかで堅調な動きを見せている。

 著者の小川糸は作詞家・春嵐として、浜田省吾らとともに結成するユニット・Fairlifeのメンバーとしても活動中。今作は作家としてのキャリアを再スタートさせた小説である。同書は3月22日に放送されたTBS系『王様のブランチ』で紹介されたことからも高い注目を集めている。

 失恋のショックで声を失ってしまった主人公の倫子は、故郷に戻り実家の離れで1日1組だけのお客を招く食堂『食堂かたつむり』を始める。そこのメニューは決まったものではなく、“その人”のためだけに作る料理。この食堂を舞台に様々な人間模様が繰り広げられる。

 主人公の作る料理の描写は秀逸で、食通の間でも話題を呼んでいる。そこに“生きる”というテーマが絶妙に絡み合い、心温まるストーリーを展開しながらも、一方では生きることの厳しさも表現、独特の世界観を形成している。

 人間の普遍的なテーマである“食”と“生”。この2つのキーワードが揺らぎ始めている現代社会に危機感を抱いている人が少なくないことが、同書が高い支持を集めている理由の一つだといえるだろう。

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