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　スポーツキャスターで俳優の長嶋一茂が1日（土）、製作総指揮・主演を務めた映画『ポストマン』の完成披露試写会に出席し、父である長嶋茂雄読売巨人軍終身名誉監督も観覧した。「自分自身の家族はこうありたいという願望を描いていますから、それが父にどう映るのかが楽しみ」と語った一茂は「（映画が）終わったらゆっくり話します」とコメント。茂雄氏は「全体的にホロッとくるような感動的な映画だったね」と感想を語った。

　自身の親しくする郵便局員が、献身的に働く姿に感銘を受けて今作を制作したという一茂は、「デジタル化が進んで良い事もありますが、アナログチックな感じにしました。昔のことで（現在）忘れてしまった事や、失ってしまった事があるのではないかと思う。それを思い起こしてくれれば嬉しい」と呼びかけた。また親交の深い徳光和夫と一緒に現れた茂雄氏は「アナログの力を感じたね。良かった」とコメントを寄せ、息子の“晴れ舞台”を温かく見守りながら徳光と歓談していた。

　また会場には出演者の北乃きい、原沙知絵らのほかに、スペシャルゲストとして自転車屋店主を演じたお笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武も登場。木梨は「7回ぐらい泣きました」と作品の見所をアピールした。

　親子や家族の絆の深さ、人の心のぬくもりを描いた映画『ポストマン』は22日（土）より公開。

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