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社会人の1ヶ月あたりの貯金、「1〜3万円未満」約3割

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 景気が決して良いとは言えない昨今、社会人の方々は貯金をどの位しているものなのだろうか? オリコンでは20代から40代までの社会人、男女1800人に対して1ヵ月あたりの貯金額の相場を確かめるべくアンケート調査を行った。

総合1位は【1〜3万円未満】27.0%で、男性でみてみると23.2%、女性は30.8%と7%程度男性より多いという結果となった。2位は【3〜5万円未満】で約2割の人が回答し、3位の【貯金はしていない】が4位の【1万円未満】を上回った。

年代別でみると、30代、40代で【1万円未満】、【1〜3万円未満】、【貯金はしていない】という人が多いのに比べて、20代では男女共に【5〜7万円未満】、【7〜10万円未満】という人が10%以上いる。20代の場合、まだ独身であったり、実家にいる場合なども考えられ、30代、40代に比べて貯金に充てる金額も多くなっていることが考えられる。

1位の【1〜3万円未満】をあげた中で1番多いのは40代女性。そのコメントを見ると「無理のない金額」(広島県/40代/女性)というものから、「これが精いっぱいです」(熊本県/40代/女性)、「子どもにお金がかかる時期なので、ローンを返しながらの貯金はほぼ無理。唯一、地デジ用テレビを買うためと、老後のために少し貯金」(埼玉県/40代/女性)、「貯金をしないと将来が不安。もっとしたいけど、これ以上はできない」(新潟県/40代/女性)と、切実さがにじみ出るものまで、上記であげた実情がはっきり示された。

2位の【3〜5万円未満】になると男女の差はほとんどないが、男女共20代が、30代40代より多い。「給料から親に渡し、カードの支払いなどをして、手元に少しお金を残して、最終的に残ったお金を貯金している」(兵庫県/20代/女性)、「生活も楽しみつつ、無理なく、貯められる金額」(千葉県/20代/女性)という余裕派から、30代以上になると「老後のため、いざという時のため」(栃木県/30代/女性)、「住宅ローン早期返済の原資」(千葉県/40代/男性)というように、教育・老後・住宅関連の具体的な費用のために変化してきている。

3位の【1万円未満】と4位の【貯金はしていない】の合計を足すと1位の【1〜3万円未満】とほぼ同数になるが、コメントとして共通するのは「給料が少ない」(福岡県/30代/女性)、「余裕がない」(秋田県/30代/男性)といったシビアな声だ。その一方で「使わないともったいない気がする」(大阪府/30代/男性)、「(心意気は)江戸っ子だから」(東京都/40代/男性)という意見もあり、それも1つの見解といえるかもしれない。

【20〜30万円未満】、【30万円以上】という少数派はどんな人たちなのか、コメントを見たところ「ローンの繰上げ返済をしようと思っているので」(神奈川県/20代/女性)、「妻と子供のため!!!」(埼玉県/40代/男性)といった内容で、いずれも同じの共通点が窺えた。

(2007年7月19日〜7月23日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の、登録属性で、「会社員(事務系/技術系/その他)、公務員、経営者・役員、契約社員・派遣社員の方」、男女各300人、合計1,800人にインターネット調査したもの)



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