『2007 ミス・ユニバース世界大会』で優勝した森理世（りよ）を祝う凱旋パーティが6月15日（金）都内で開かれ、主催者のサマンサタバサジャパンリミテッド代表取締役社長・寺田和正氏が「来年は日本でミス・ユニバースを開催する」と美のW杯日本開催に意欲をみせた。

　森はこの日もミス・ユニバースの証、25万ドル（3038万円）相当のクラウンをかぶって登場。「日本で世界大会が行われたら、すごく有利になると思う。ダメだと諦めずに、取り組んでほしい。夢は大きく」と、次のミス・ユニバースを目指す女性たちにエールを送った。

　世界大会の審査は約1ヶ月に及ぶため、森も「ずっと気を張り詰めた状態だった。日本とコンタクトがとれず、家族と話したい」と振り返ったこともあり、自国開催はやはり候補者にとって有利なようだ。

　パーティを主催したサマンサタバサは2004年よりミス・ユニバース・ジャパンをサポートしており、今年で4年目。若年層の女性に絶大な人気のあるバッグ・宝飾品などの独自ブランドを展開し、パリス・ヒルトンや歌手のビヨンセ、ビクトリア・ベッカムらアメリカの人気セレブをプロモーションモデルに起用することで認知を広げてきた。

　一方、ミス・ユニバース・ジャパンは1998年に米トランプ財団とNBCが共同出資するミス・ユニバース機構から派遣された、フランス人のイネス・リグロンを総合プロデューサーに迎え、ジャパニーズ・ビューティを世界に発信するための活動を行ってきた。

　昨年は知花くららが準優勝し、今年森理世がミス・ユニバースの栄冠を手中に収めたことで、来年日本で初めて世界大会の開催が現実するとなれば、まさに集大成。

　森も「ミス・ユニバースで優勝して、今が人生の頂点のように思いたくない。むしろこれをバネにして、新しい道を拓いて行きたい」と今後の活動を重要視。今後1年間はニューヨークを拠点に様々なイベントに参加するほか、HIV撲滅活動のため世界各地を巡ることになるが、すでに米NBC局からドラマ出演のオファーが届くなど、可能性は広がっている。ミス・ユニバースフィーバーはますます熱くなりそうだ。

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