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　昨年12月に電撃婚約を発表、今年2月に神戸・生田神社で挙式を行った女優・藤原紀香とお笑い芸人・陣内智則が5月30日（水）、ホテルオークラ神戸で披露宴を行った。平日にも関わらず、多くのファンが2人のほか著名人ら出席者600人を一目見ようとホテル前に殺到。横綱・朝青龍関以来3年ぶりとなる豪華“テレビ中継”披露宴に、報道陣200人も幸せオーラいっぱいに包まれた。

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　挙式では、紀香と同じ事務所の宇津井健、個人的に交流のある俳優・舘ひろしが祝辞。東国原宮崎県知事は山口から中継で祝福メッセージを届けた。続いて、郷ひろみがウェディングソング「お嫁サンバ」をハイテンションで歌い、途中で陣内のNSC時代の同期生、たむらけんじが“獅子舞”姿で乱入。夢のコラボレーションが実現した。

　午後5時半、芦田多恵デザインのウェディングドレスに身を包んだ藤原は、その後、朱赤のドレスにお色直し。ブーケは、“サハラ”と呼ばれるベージュの花に、神戸の市花・アジサイをチョイス。「この世のモノとは思えないくらい、とっても綺麗！」と陣内も大興奮するほど、一生に一度の大イベントを華やかな衣装で着飾った。

　また、終盤には陣内が内緒で練習していたコブクロの「永遠にともに」を、ピアノを弾きながら熱唱するサプライズも。「お金じゃないプレゼントができて本当に良かった！」と、影で努力する彼の愛の贈り物に「ガンコ、無口な彼だが、優しさと情熱を持った人。音痴なのに懸命にやってくれた」（紀香）と喜んだ。

　なお披露宴では、2人で試食をして吟味したという坂井宏行シェフも参加したフランス料理が振舞われた。主なメニューは、伊勢海老と神戸神出産有機人参海草のジュレの輝き、明石天然鯛の巻きもの、淡路由良のウニ十三穀米のリゾットなど。

　同日発売された陣内との出会いから結婚直前までの本音を語った著書『紀香魂』では、「10代、20代より今の自分が好き」と語ると同時に、2月の挙式直前にケンカで婚約“破談”を本気で考えていたことを明かした紀香。だが、披露宴後の会見では「彼はスリッパがないと（落ち着かなくて）ずっと探している“スリッパ君”。時間はかかったが、彼の本当の優しさに気付いた」と話すなど、今ある幸せに日々感謝している様子。

　お互い“同郷”ということもあり、常に神戸を大切にしている思いが通じたのか、自称“雨女”の紀香の披露宴も最後には雨は止み、月明かりが2人を祝福した。

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