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　転居先ですべきことの一つとして「近所への挨拶回り」がある。この挨拶回り、なかなか手ぶらでは行きづらい。お菓子や手ぬぐいなど、簡単な品物を持って行くケースも多いのでは？　では、その金額はいくらくらいが妥当か。ORICON SYTLEが「近所への挨拶回りをするときに、何か持って行く」と答えた方に聞いたところ、【500円〜1,000円】（55.3%）という回答がもっとも多かった。

　今回のリサーチでは、金額だけではなく「何を買っていくか」も調査した。1位の【500〜1,000円未満】の場合、「残らないものがいいと思うので、洗剤かお菓子を持っていきます」（岡山県／20代／男性）ということで、お菓子、洗剤、入浴剤などが代表的なものとしてあげられている。　また、「以前、海外の紅茶を持っていったら喜ばれた」（東京都／30代／女性）など、簡単に手に入らない品をあげる人もいた。

　続く総合2位には【500円未満】が入った。総合では22.8%だが、世代別に見ると面白い。20代でこの回答を選んだ方は女性10.7%、男性14.0%ともっとも低く、いずれも世代が高くなるにつれて回答率が高まる。若い世代の方がより気を遣っている様子が見えてくるが、「あまり高いものを持っていくと、逆に相手に気を遣わせそうで」（千葉県／30代／男性）など、30代、40代は、受け取る側の立場も考えているようだ。

　以下、【1,000〜2,000円未満】が3位、【2,000〜3,000円未満】が4位。贈り物の金額が高くなっていくにつれ、品物も当然豪華さを増し、同じお菓子でも「詰め合わせ」や「菓子折」になり、タオルも「フェイスタオルのセット」などに変わる。また、各種金券類もこのくらいの金額だと見栄えがするためか、選ばれることが多い。

　　全体的に、年齢が上がるほど、使う金額は下がっていく。前述したように「若い方が義理堅い」とも言えるし、逆に「ある程度の年齢になると人間関係に慣れているため、相手が気を遣いそうな高額商品は贈らない」とも言える。自分がどのくらいのものを贈るか迷ったら、500〜1,000円程度のものにしておくのが無難かもしれない。

（07年2月1日〜2月5日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の男女、「引越し経験」のある方のみ各300人、合計600人にインターネット調査したもの）

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