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『キック・アス』のヒット・ガール役でブレイク後、相次いで多彩なジャンルの話題作に出演し、若手屈指のトップ女優へと成長を遂げたクロエ・グレース・モレッツ。本日、2月10日は彼女の誕生日で25歳になった(1997年2月10日生まれ)。ユニークな作品選びでも知られる彼女だが、日本公開を控えているのは、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)。「第45回トロント国際映画祭」のミッドナイト・マッドネス部門で観客賞を受賞したジェットライド・サスペンスだ。 第2次世界大戦下、連合国軍女性パイロット、モード・ギャレット(クロエ・グレース・モレッツ)は、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込んだ。上官からの密命を帯びたモードの任務は、極秘の最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶこと。しかし、全て男性の乗組員7人は女性が搭乗することに反発し、彼女を狭苦しい砲台の銃座に押し込める。雷鳴轟く悪天候の中、高度2500メートルに達したとき、モードは“大空の魔物”グレムリンと遭遇する。 究極の男社会の縮図というべきB-17爆撃機に乗り込み、次から次へと想像を絶する試練に見舞われていくモード。鋭利な鉤爪を持つ伝説の怪物グレムリンの恐怖、忽然と現れた日本軍の零戦の襲撃。しかも身体の自由が制限された爆撃機の銃座に押し込められている彼女は、傲慢でどこか頼りない男だらけの乗組員たちにも対処しなくてはならない。 そんなまさしく孤立無援にして八方塞がりの状況の中、モードは命よりも大切な荷物を守りながら捨て身のサバイバルを繰り広げていく。ハラスメント発言を連発する男たちを黙らせ、悪夢のような苦難に立ち向かうクロエのアドレナリン全開の熱演は必見だ。やがて、ある重大な秘密を隠し持つ彼女が、この爆撃機に乗った本当の理由が明らかになる。 ジェームズ・キャメロン監督作品『エイリアン2』やTVシリーズ『ミステリー・ゾーン』とその劇場版『トワイライトゾーン/超次元の体験』における「2万フィートの戦慄」などからインスピレーションを得て、本作を完成させたのは中国系ニュージーランド人の新鋭女性監督ロザンヌ・リャン。第二次世界大戦に従軍した女性兵士たちへのリスペクトを表明しながら、新たな闘うヒロイン像を鮮烈に描き上げた。 ロザンヌ・リャン監督は、クロエについて「彼女は本当に驚くほどこのモード・ギャレット役にぴったりなの。私たちはクロエに飽きることは一度もなかった。彼女を見るたびに、今まで気づかなかったニュアンスが見えてきた。彼女は能力があり、自分を制御することができるけど、同時にもろさや弱さも持ち合わせている。そして詐欺師的な面も大きくあり、完璧ではない。史上最高のアクションヒーローを考えると、『ダイ・ハード』や『ターミネーター』シリーズが思い浮かぶけど、これらの映画のアクションヒーローは完璧とは程遠い。本作のクロエも、そんな完璧ではないヒーローを素晴らしく演じてくれた」 と称賛している。

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  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020
  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020
  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020
  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020
  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020
  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020
  • クロエ・グレース・モレッツ主演、映画『シャドウ・イン・クラウド』(4月1日公開)(C) Atarangi Kiriata Limited 2020

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