昨年3月にこの世を去った日本を代表するコメディアン・志村けんさん(享年70)の半生を描くドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』が、フジテレビ系で27日の午後9時から放送。山田裕貴が志村さん、いかりや長介さんを遠藤憲一、加藤茶を勝地涼、高木ブーを加治将樹、仲本工事を松本岳が演じるが、このほど加治と松本のコメントが到着した。
脚本・演出は『今日から俺は!!』シリーズなどで知られる福田雄一氏が担当。ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。
また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。さらに、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年〜1971年3月・1971年10月〜1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年〜/フジテレビ系)の懐かしい一場面ももちろん登場!山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。
■加治将樹
――今回のお話が来た時の感想。
お話をいただいた時は、“ぜひやりたい! しかも福田組なの?”という驚きとうれしさで、大イベントに参加できるような感覚でした。同時に、僕と同じ事務所の後輩の山田裕貴君が志村さんを演じるということも聞いて、本当にうれしくて。でもその一方では、もちろん、プレッシャーも感じました。
――『ドリフ大爆笑』のオープニングの撮影シーンはいかがでしたか。
初日に『ドリフ大爆笑』のオープニングシーンを撮ると聞いて、改めて映像を見直した時には、何とも言えないくらいものすごいプレッシャーが押し寄せてきました。俳優の仕事をはじめて17年くらいになりますが、こんなに緊張したのははじめてではと思うほどで、前日は本当に眠れませんでした。さらに、当日は高木ブーさんが撮影現場にいらっしゃって! ご本人のいらっしゃる前でその方を演じるというのはなかなかない機会でしたし、一生忘れられない思い出ですね。
――役を演じる上で気をつけた点や意識した点は?
いかに“何もしないか”でした(笑)。僕には別に注目しなくていいから、というくらい、“いい意味で何もしないこと”だと思いました。高木さんは、みんなを俯瞰(ふかん)で、大きな心で見て一緒に楽しんでるというイメージでしたので。僕自身は、アグレッシブな演技が好きですし、特に今回は福田組でしたが、あえて“無”を意識しました。その一方で、のんびりしているようで、動きにキレがあってリズム感が良い方だと感じていたので、動きは研究しました。そして演じていくうちに、高木さんは、メンバーからこういう愛され方をされていたんだ、ということをすごく実感しました。
――共演者の方の印象。
山田君には、クランクイン前日に連絡をしたんです。“(山田君の)プレッシャーはわかっているけれど、お互いにこんな経験絶対できないから、一緒に楽しんでいこう、サポートするからね”って。でも当日彼の顔を見たら、とてもいい顔していたので、すごいなと思いましたね。一方で、荒井注さんの脱退のシーンの時には、本当に妙な空気を感じて、金田さんの演技のすばらしさを感じました。
――福田監督の現場はいかがでしたか?
福田さんは、とても俳優を信頼してくださっている方だと思いました。もちろんご自身の中にお考えがありつつ、でも俳優から発信されるものをとても大切にしてくださるので、すごく演じやすかったです。そして福田さんの現場はとにかくみんなが明るい! 福田さんがすごくやさしい分、やさしいスタッフが集まる現場なんだと思いました。僕にとってはとてもありがたいことでした。
――印象に残っているシーン。
やはり、『ドリフ大爆笑』のオープニングシーンですね。あのセットを見た時の衝撃と、スクールメイツの皆さんが踊っているところを5人で歩いて行くという、一視聴者として子どもの頃から見ていた場所に立てた幸福感と興奮とで夢の夢のような時間でした。撮影が終わった時には“役者をやっていてよかった”と本当に思うことができた作品です。
――視聴者の皆様に見どころをお願いします。
“お笑い”をテーマにしたザ・ドリフターズという偉大な方々の物語を純粋に楽しんでいただきたいですし、明日への活力にしてもらえたらいいなと思います。福田さんの創る作品と、ザ・ドリフターズのコントは、“ただ見ていて面白い”というところが共通していると思います。そしてこのドラマを見て、温かい気持ちになっていただけたら本望です。
■松本岳
――今回のお話が来た時の感想。
皆が知っていて今もご活躍されている国民的スターの仲本工事さんを、僕みたいな未熟者が演じるというのは恐縮の限りだと思いました。今回、事務所の大先輩である志村けんさんとザ・ドリフターズの皆さんの作品に携わることができ、本当に光栄な一方で、当初は不安を通り越して恐怖感がありました。
――演じる上で気をつけた点や意識した点は?
僕の勝手なイメージですが、仲本さんは格好よくてすごく男らしい方で、そこはちょっと意識したいなと思いました。ドリフメンバーの皆さんにご報告に伺った際に、仲本さんからは“こんなに目はパッチリしていないよ”と言われました(笑)。でも一方で、“ドリフはドリフにしかできないんだから、君なりの仲本工事をやり切ってください”という激励もいただきましたし、加藤茶さんからの“(仲本さんは)のんびり屋に見えてちょっと格好つけてるところあるからな(笑)”というアドバイスを胸に演じさせていただきました。
――実際に演じられての感想。
初日は本当に緊張しました(笑)。でも『ドリフ大爆笑』のオープニングシーンのセットを見た時に、ものすごくテンションがあがって、“ここでやるんだ!仲本さんのポジションに僕が立てるんだ”という喜びも感じました。メンバー全員でのお風呂のコントシーンでは、“遠藤さんにこんなことをしてもいいのかな?”と思いながら臨みましたが、実際にはじまってからは熱が入って、すごく楽しんでできました。
――印象に残っているシーン。
やはりコントですね。ドラマのお芝居の中にコントが入ってくるので、はじめはそこが一番不安でもありました。ずっと勝地さんと山田さんが現場でセリフ合わせをしていたのをそばで見ていましたし。本番では、みんなのやりとりを見ていたら、自然に笑顔になって、楽しくなってきて。やれてよかったと思うシーンでした。
――共演者の方の印象。
山田さんは、普段カメラがまわっていないところでも、その練習量とかストイックさがすごいと思いました。多分志村さんもそうだったのではないかな、ちょっと似ているのかな?と感じました。(志村さんは)ずっとネタを考えて、ずっとひとつのことに集中してる方だとドリフメンバーの先輩方に伺っていたので、山田さんも、楽屋にいるときもずっとセリフを覚えていたり、勝地さんと間とかを細部までやりとりをしている姿は、志村さんと重なる部分も多いのではないでしょうか。日を追うごとに、ザ・ドリフターズのメンバーの仲がどんどん仲良くなって、僕も仲本さんはこういうふうにメンバーと接していたのかなと考えながら過ごすようになりましたし、メンバーの皆さんと接していく中で、仲本さんという役を、徐々に、演じやすくなっていきました。
――視聴者の皆様に見どころをお願いします。
事務所の大先輩であり、お笑い界をけん引されてきた偉大な方たちのドラマができあがるのは僕もすごく楽しみですし、いいドラマになればいいなと思いながら演じさせていただきました。会議室でのネタ会議をしているシーンは、多分本当にザ・ドリフターズのメンバーもこんなやりとりがあったんだろうなあと思いながら演じていました。そういうところは普段決して見ることができないので、見どころのひとつだと思います。コントは撮影の日まで、みんなで毎日練習していましたし、楽しく演じることができましたので、ぜひ、視聴者の皆さんも見ていただきたいです。
脚本・演出は『今日から俺は!!』シリーズなどで知られる福田雄一氏が担当。ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。
また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。さらに、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年〜1971年3月・1971年10月〜1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年〜/フジテレビ系)の懐かしい一場面ももちろん登場!山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。
■加治将樹
――今回のお話が来た時の感想。
お話をいただいた時は、“ぜひやりたい! しかも福田組なの?”という驚きとうれしさで、大イベントに参加できるような感覚でした。同時に、僕と同じ事務所の後輩の山田裕貴君が志村さんを演じるということも聞いて、本当にうれしくて。でもその一方では、もちろん、プレッシャーも感じました。
――『ドリフ大爆笑』のオープニングの撮影シーンはいかがでしたか。
初日に『ドリフ大爆笑』のオープニングシーンを撮ると聞いて、改めて映像を見直した時には、何とも言えないくらいものすごいプレッシャーが押し寄せてきました。俳優の仕事をはじめて17年くらいになりますが、こんなに緊張したのははじめてではと思うほどで、前日は本当に眠れませんでした。さらに、当日は高木ブーさんが撮影現場にいらっしゃって! ご本人のいらっしゃる前でその方を演じるというのはなかなかない機会でしたし、一生忘れられない思い出ですね。
――役を演じる上で気をつけた点や意識した点は?
いかに“何もしないか”でした(笑)。僕には別に注目しなくていいから、というくらい、“いい意味で何もしないこと”だと思いました。高木さんは、みんなを俯瞰(ふかん)で、大きな心で見て一緒に楽しんでるというイメージでしたので。僕自身は、アグレッシブな演技が好きですし、特に今回は福田組でしたが、あえて“無”を意識しました。その一方で、のんびりしているようで、動きにキレがあってリズム感が良い方だと感じていたので、動きは研究しました。そして演じていくうちに、高木さんは、メンバーからこういう愛され方をされていたんだ、ということをすごく実感しました。
――共演者の方の印象。
山田君には、クランクイン前日に連絡をしたんです。“(山田君の)プレッシャーはわかっているけれど、お互いにこんな経験絶対できないから、一緒に楽しんでいこう、サポートするからね”って。でも当日彼の顔を見たら、とてもいい顔していたので、すごいなと思いましたね。一方で、荒井注さんの脱退のシーンの時には、本当に妙な空気を感じて、金田さんの演技のすばらしさを感じました。
――福田監督の現場はいかがでしたか?
福田さんは、とても俳優を信頼してくださっている方だと思いました。もちろんご自身の中にお考えがありつつ、でも俳優から発信されるものをとても大切にしてくださるので、すごく演じやすかったです。そして福田さんの現場はとにかくみんなが明るい! 福田さんがすごくやさしい分、やさしいスタッフが集まる現場なんだと思いました。僕にとってはとてもありがたいことでした。
――印象に残っているシーン。
やはり、『ドリフ大爆笑』のオープニングシーンですね。あのセットを見た時の衝撃と、スクールメイツの皆さんが踊っているところを5人で歩いて行くという、一視聴者として子どもの頃から見ていた場所に立てた幸福感と興奮とで夢の夢のような時間でした。撮影が終わった時には“役者をやっていてよかった”と本当に思うことができた作品です。
――視聴者の皆様に見どころをお願いします。
“お笑い”をテーマにしたザ・ドリフターズという偉大な方々の物語を純粋に楽しんでいただきたいですし、明日への活力にしてもらえたらいいなと思います。福田さんの創る作品と、ザ・ドリフターズのコントは、“ただ見ていて面白い”というところが共通していると思います。そしてこのドラマを見て、温かい気持ちになっていただけたら本望です。
■松本岳
――今回のお話が来た時の感想。
皆が知っていて今もご活躍されている国民的スターの仲本工事さんを、僕みたいな未熟者が演じるというのは恐縮の限りだと思いました。今回、事務所の大先輩である志村けんさんとザ・ドリフターズの皆さんの作品に携わることができ、本当に光栄な一方で、当初は不安を通り越して恐怖感がありました。
――演じる上で気をつけた点や意識した点は?
僕の勝手なイメージですが、仲本さんは格好よくてすごく男らしい方で、そこはちょっと意識したいなと思いました。ドリフメンバーの皆さんにご報告に伺った際に、仲本さんからは“こんなに目はパッチリしていないよ”と言われました(笑)。でも一方で、“ドリフはドリフにしかできないんだから、君なりの仲本工事をやり切ってください”という激励もいただきましたし、加藤茶さんからの“(仲本さんは)のんびり屋に見えてちょっと格好つけてるところあるからな(笑)”というアドバイスを胸に演じさせていただきました。
――実際に演じられての感想。
初日は本当に緊張しました(笑)。でも『ドリフ大爆笑』のオープニングシーンのセットを見た時に、ものすごくテンションがあがって、“ここでやるんだ!仲本さんのポジションに僕が立てるんだ”という喜びも感じました。メンバー全員でのお風呂のコントシーンでは、“遠藤さんにこんなことをしてもいいのかな?”と思いながら臨みましたが、実際にはじまってからは熱が入って、すごく楽しんでできました。
――印象に残っているシーン。
やはりコントですね。ドラマのお芝居の中にコントが入ってくるので、はじめはそこが一番不安でもありました。ずっと勝地さんと山田さんが現場でセリフ合わせをしていたのをそばで見ていましたし。本番では、みんなのやりとりを見ていたら、自然に笑顔になって、楽しくなってきて。やれてよかったと思うシーンでした。
――共演者の方の印象。
山田さんは、普段カメラがまわっていないところでも、その練習量とかストイックさがすごいと思いました。多分志村さんもそうだったのではないかな、ちょっと似ているのかな?と感じました。(志村さんは)ずっとネタを考えて、ずっとひとつのことに集中してる方だとドリフメンバーの先輩方に伺っていたので、山田さんも、楽屋にいるときもずっとセリフを覚えていたり、勝地さんと間とかを細部までやりとりをしている姿は、志村さんと重なる部分も多いのではないでしょうか。日を追うごとに、ザ・ドリフターズのメンバーの仲がどんどん仲良くなって、僕も仲本さんはこういうふうにメンバーと接していたのかなと考えながら過ごすようになりましたし、メンバーの皆さんと接していく中で、仲本さんという役を、徐々に、演じやすくなっていきました。
――視聴者の皆様に見どころをお願いします。
事務所の大先輩であり、お笑い界をけん引されてきた偉大な方たちのドラマができあがるのは僕もすごく楽しみですし、いいドラマになればいいなと思いながら演じさせていただきました。会議室でのネタ会議をしているシーンは、多分本当にザ・ドリフターズのメンバーもこんなやりとりがあったんだろうなあと思いながら演じていました。そういうところは普段決して見ることができないので、見どころのひとつだと思います。コントは撮影の日まで、みんなで毎日練習していましたし、楽しく演じることができましたので、ぜひ、視聴者の皆さんも見ていただきたいです。
このニュースの流れをチェック
- 1. 山田裕貴が志村けんさん役 喜劇王の半生描くドラマ12月放送 脚本・演出に福田雄一氏
- 2. 遠藤憲一、いかりや長介さん役に「強面と年齢が起用理由でしょうか」 志村さん半生描くドラマのドリフキャスト発表
- 3. 志村さん半生描くドラマ、金田明夫が荒井注さん役 ムロツヨシは“ある役”で登場
- 4. 肥後克広、志村さんドラマのコントパートに登場 山田裕貴の姿に感慨「忘れていた記憶が、よみがえりました」
- 5. 志村さんドラマ 高木ブー役の加治将樹と仲本工事役の松本岳が思いを語る
- 6. 山田裕貴、ドリフのDVD漬けで志村けんさんの役作り ダチョウ肥後の言葉に感謝「安心しました」
- 7. 勝地涼、加藤茶の「生き方を伝えられるよう」な役作り 志村さん役の山田裕貴とのコント練習をなつかしむ
- 8. 遠藤憲一、いかりや長介さん似を自負「寄っちゃっているので(笑)」 役作りで低音ボイスに
- 9. 勝地涼、加藤茶役でコントシーンも全身全霊 “志村けん”山田裕貴と友情育み「うれしかった」
- 10. 山田裕貴、志村けんさん役で実感「人を笑わせるって、すごい闘い」
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2021/12/08