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航空機業界の知られざる闇を暴く 仏映画『ブラックボックス』予告編

 映画『イヴ・サンローラン』(2014年)でフランス本国のみならず全世界で賞賛の声が上がったピエール・ニネが主演を務める映画『ブラックボックス:音声分析捜査』(2022年1月21日公開)の予告編が到着。ピエール・ニネが演じるのは、音を聴くだけで、故障ならどの箇所か、事故なら何と接触したのか、事件なら犯人の人物像まで割り出すことができる音声分析官マシュー。フィクションかリアルか、加速するスリルの中、航空機業界の知られざる闇が暴かれる。

音声分析官マチュー(ピエール・ニネ)=『ブラックボックス:音声分析捜査』(2022年1月21日公開)

音声分析官マチュー(ピエール・ニネ)=『ブラックボックス:音声分析捜査』(2022年1月21日公開)

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 ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落し、乗客・乗務員316人全員の死亡が確認される。謎の失踪を遂げた上司に代わり責任者として調査をまとめるよう任命されたマシュー。被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞いて、ブラックボックスの音と違うことに愕然とする。キャリアと命をかけたマチューの危険な探求が始まる。

 予告編は、幕開けとともに緊張が走る。画面に浮かぶ<AM 7:56 アルプス上空>の文字。その奥にあるオレンジ色の箱に黒字で[COCKPIT VOICE RECORDER DO NOT OPEN]と書かれている。つまりこの箱はブラックボックスだということがわかる。不穏な音が飛び交う。叫び声? 誰かが呼びかける。「ヨーロピアン24 応答せよ」「降下してるようだ 問題が?」「応答せよ」。返事がない。音が次第に騒がしくなる、その瞬間映像が切り替わる。ピエール・ニネ演じる音声分析官のマチューが音の波形を凝視しながらその音声を注意深く聴き入っている。

 そして「最新型航空機の原因不明の墜落事故」が発生したとナレーションが続く。乗客300人の生存が絶望的であることを告げるアナウンス。冒頭の不穏な音の結末がこの痛ましい大事故であるということがわかる。

 墜落の真相解明に命じられた音声分析官マチュー。今回も天才的ともいえる分析で事故の原因は「テロ」としてすぐに解決した…かに思えたが、そのあと何かに気づいたマチューがつぶやく。「おかしい」「データが改ざんされている」と!

 再びPCに向かって真相を探ろうとするマチュー。キーボードを叩く音にあわせて「本当はなにが起きたのか?」と一文字ずつ画面に出てきて一瞬の静寂。そしてすぐに音楽が畳みかける。「ブラックボックスに取りつかれている」と指摘されながらも謎を解くために突き進むマチュー。狂気じみた彼の執念と不安定な精神を表したかのような曲が<それは開けてはならないパンドラの箱>というナレーションまで続く…。

 自らのキャリアだけでなく命さえも危険にさらしてまでマチューが見たがる<真相>=<ブラックボックス>=<パンドラの箱>にはいったいなにがあるのか。その答えはこの予告編の中に隠されている!?

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  1. 1. 航空機業界の知られざる闇を暴く 仏映画『ブラックボックス』予告編
  2. 2. フランス航空事故調査局が全面協力、ブラックボックスの開封作業を忠実に再現 

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  • 音声分析官マチュー(ピエール・ニネ)=『ブラックボックス:音声分析捜査』(2022年1月21日公開)
  • マチューの妻で新型航空機の認証機関に勤め、夫にも言えない秘密を抱えるノエミ(ルー・ドゥ・ラージュ)
  • 調査局の冷静沈着なレニエ局長(アンドレ・デュソリエ)
  • 『ブラックボックス:音声分析捜査』(2022年1月21日公開)(C) 2020 / WY Productions - 24 25 FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA - PANACHE Productions

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