女優の奥山かずさ(27)が、3冊目となる写真集『月刊 奧山かずさ・想』を9月30日に発売した。2016年に『第1回ミス美しい20代コンテスト』準グランプリとなり、芸能界入り。その後、多くのドラマを経験し、女優として活躍を続ける奥山の“ありのまま”を切り取った写真集となる。そんな奥山にORICON NEWSが動画インタビューを実施。コロナ禍で過ごした1年で、自身の中に起きた変化のほか、映画や舞台出演への熱い想いを聞いた。
■“完全燃焼”した2冊目を越えるため「ありのままの私」に
――いよいよ発売を迎えました
もう本当に待ち遠しかったです。早くみなさんに見てほしかったです!
――見どころは
2冊目の写真集は自分の中で完全燃焼したものでした。表現力を自分の中で重視して、全力で表現しました。今回、2冊目を越えたいなと作る時から思っていました。でも、どうやって、2冊目よりいいものを作るのか、すごく迷っていました。頑張って作らなきゃいけないと、ものすごく力が入っていたんです。でも、撮影に入ると、皆さんのおかげ、特にカメラマンの桑島智輝さんのおかげで、力を抜いてリラックスすることができました。女優でも、グラビアアイドルでもない、素の私がふんだんに出ている写真集になっています。2冊目とは、また違った完全燃焼した私を見ることができる写真集になっていると思います。
――撮影地は奄美大島でした
奄美は本当に最高でした。元から自然が大好きで。あと、のんびりとした時間の流れを体感できました。今回の写真集のコンセプトの“ありのままの私”を出すには、うってつけの場所でした。すごく開放感があって、のびのびと撮影できました。
――思い出は?
私が、湿度が高くてジャングルみたいなところをリクエストしたんです。私はよかったんですが、コーディネーターさんから「ハブが出るよ」や「虫がスゴい」と言われていて…。結果、ハブは出なかったんですが、アブが出て(笑)。ヘアメイクさんやスタイリストさんは本当にアブに追いかけ回されていて…。私と桑島さんが撮っている後ろで大変そうでした。「次にかずさちゃんのスタイリングする時は養蜂するときの格好で来ようかな…」と言っていて…。足場も悪かったし、申し訳なかったですけど、私のわがままを聞いていただき、本当にありがたいなと思いました!
――お気に入りのカットは
どのカットもお気に入りなんですけど、1番は表紙にもなっている場所で、セットアップで撮った写真です。ありのまま、その時に思った感情があふれてしまったカットになっています。飾らない、うそがないカットだな、と思います。だから、すごく好きですね。
――タイトルにある『想』の意味は
見ていただけたらわかるんですが、男女っぽいというか…。すごくリアリティのある一冊。「見ているあなたに私のことを想ってほしいな」というのと、「私も、あなたのことを想っているよ」という意味が込められています。
■今も根底に『ルパパト』 コロナ禍の1年で感じたこと
――奥山さんは『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン3号/明神つかさで大きな人気を集めました。
月日が経つにつれて、あの経験は2度とないんだな、というのを改めて思います。2度とないようなことを、いろいろやらせていただきました。1年間、じっくりつかさという役にも向き合えました。月日が経っても忘れない、根底にある基礎は『ルパパト』。こんなに忘れないなら、ずっと忘れないと思います。
――テレビ朝日系で放送された『泣くな研修医』では、看護師の相沢役を務めました。研修医役の川村(野村周平)から壁ドンシーンが話題となりました
壁ドンされるのは初めてでした(笑)。お相手の野村周平さんも初めてで「俺、こういうキャラじゃないだろ。(主演した白濱)亜嵐だろ、これ」と言っていて(笑)。でも、ちゃんとドキドキしました。照れましたね、お互いキャラじゃなかったこともあって。でも。私これまでの役で恋愛ものって、ゼロだと思うので、等身大の20代前半から後半の女性が恋愛していくのを演じてみたいなと思いました。コテコテのラブストーリーもいいのかなって(笑)。
――今年1年は、どんな1年になりましたか
今年は、コロナの影響もあり、自分の中では、のんびりと過ごさせていただきました。この写真集の前後で表現について悩んでいたんです。キャラクターや役を与えられていない自分が、どんなものなのかとか、そこに向き合う葛藤みたいなものがありました。何もなかったからこそ、何もない自分と対峙できた。それを受け入れるいい時間だと思いました。あとは、グラビアに対する表現のしっかりとした芯を感じることができました。それで、お芝居も深みのあるものになると確信を持てました。今年は、自分と向き合って、学べた気がしました。あとは、アウトプットするだけだなと思います。
――吸収できたことは
他人に興味を持つようになろうと思いました。もともと実は性格が閉鎖的な部分もあったりして…。人とのつながりや会話を大事にしようと思ったんです。新しい人とではなく、仲が良かったり、関係が構築されている人と。そこを意識しました。
――その中で気づいたことは
真剣に向き合うと、2つの面を持つんだなと思いました。すごく仲がいい友だちでも意外と仕事の中身を聞いたことがなかったり。地元の友だちとかは同業でもないので、そういう子の仕事の話を真剣に聞くと、将来設計や人生設計を意外と知らなかったなと気付きました。学生のときのままじゃないんだ、というのを改めて実感しましたし、こうやってお話するのも大事だなと感じました。
――人の話を聞いたことで自分の中での変化は
この写真集を撮って、自分には何もなかったな、と。何者でもなくて、与えられた役をやっていただけ。友だちの前だと友だち、お兄ちゃんの前だと妹とか、そういうのを与えられて、そこにいるだけだと何もないんだなと気づきました。何かでごまかしていないとおかしくなるかもしれない。だから、お芝居が好きなことにつながっているのかもしれない。それを受け入れるステップを踏めた気がします。もともとの自分は何もなくてフラット、でもそれでいい、と。まだ完全には思えていないですけど受け入れるようになりつつあると思います。
――これからの女優業でやりたいことは
何者でもないことがわかったので、その役に死ぬ気で向き合いたいです。スポ根みたいになってますけど(笑)。テクニックとかも大事ですが、そういうところではなく、心から演じていきたい。そして、皆さんに伝えていきたいですね。
――目標は
映画は『ルパパト』の劇場版でしか出たことがないので、映画に出たいです。役に向き合える時間が長かったりもするので。あとは、舞台もやりたいです。本当にすごくやりたいんです。私の実力がまだまだなのは知っているのですが、ぜひよろしくお願いします!
――最後に改めて、写真集の見どころを
『月間 奥山かずさ・想』は女優でも、グラビアアイドルでもない、ありのままの私が詰まっています。ぜひ、私の想いを受け取りながら、じっくり読んでください!
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
■“完全燃焼”した2冊目を越えるため「ありのままの私」に
――いよいよ発売を迎えました
もう本当に待ち遠しかったです。早くみなさんに見てほしかったです!
――見どころは
2冊目の写真集は自分の中で完全燃焼したものでした。表現力を自分の中で重視して、全力で表現しました。今回、2冊目を越えたいなと作る時から思っていました。でも、どうやって、2冊目よりいいものを作るのか、すごく迷っていました。頑張って作らなきゃいけないと、ものすごく力が入っていたんです。でも、撮影に入ると、皆さんのおかげ、特にカメラマンの桑島智輝さんのおかげで、力を抜いてリラックスすることができました。女優でも、グラビアアイドルでもない、素の私がふんだんに出ている写真集になっています。2冊目とは、また違った完全燃焼した私を見ることができる写真集になっていると思います。
――撮影地は奄美大島でした
奄美は本当に最高でした。元から自然が大好きで。あと、のんびりとした時間の流れを体感できました。今回の写真集のコンセプトの“ありのままの私”を出すには、うってつけの場所でした。すごく開放感があって、のびのびと撮影できました。
――思い出は?
私が、湿度が高くてジャングルみたいなところをリクエストしたんです。私はよかったんですが、コーディネーターさんから「ハブが出るよ」や「虫がスゴい」と言われていて…。結果、ハブは出なかったんですが、アブが出て(笑)。ヘアメイクさんやスタイリストさんは本当にアブに追いかけ回されていて…。私と桑島さんが撮っている後ろで大変そうでした。「次にかずさちゃんのスタイリングする時は養蜂するときの格好で来ようかな…」と言っていて…。足場も悪かったし、申し訳なかったですけど、私のわがままを聞いていただき、本当にありがたいなと思いました!
――お気に入りのカットは
どのカットもお気に入りなんですけど、1番は表紙にもなっている場所で、セットアップで撮った写真です。ありのまま、その時に思った感情があふれてしまったカットになっています。飾らない、うそがないカットだな、と思います。だから、すごく好きですね。
――タイトルにある『想』の意味は
見ていただけたらわかるんですが、男女っぽいというか…。すごくリアリティのある一冊。「見ているあなたに私のことを想ってほしいな」というのと、「私も、あなたのことを想っているよ」という意味が込められています。
■今も根底に『ルパパト』 コロナ禍の1年で感じたこと
――奥山さんは『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン3号/明神つかさで大きな人気を集めました。
月日が経つにつれて、あの経験は2度とないんだな、というのを改めて思います。2度とないようなことを、いろいろやらせていただきました。1年間、じっくりつかさという役にも向き合えました。月日が経っても忘れない、根底にある基礎は『ルパパト』。こんなに忘れないなら、ずっと忘れないと思います。
――テレビ朝日系で放送された『泣くな研修医』では、看護師の相沢役を務めました。研修医役の川村(野村周平)から壁ドンシーンが話題となりました
壁ドンされるのは初めてでした(笑)。お相手の野村周平さんも初めてで「俺、こういうキャラじゃないだろ。(主演した白濱)亜嵐だろ、これ」と言っていて(笑)。でも、ちゃんとドキドキしました。照れましたね、お互いキャラじゃなかったこともあって。でも。私これまでの役で恋愛ものって、ゼロだと思うので、等身大の20代前半から後半の女性が恋愛していくのを演じてみたいなと思いました。コテコテのラブストーリーもいいのかなって(笑)。
――今年1年は、どんな1年になりましたか
今年は、コロナの影響もあり、自分の中では、のんびりと過ごさせていただきました。この写真集の前後で表現について悩んでいたんです。キャラクターや役を与えられていない自分が、どんなものなのかとか、そこに向き合う葛藤みたいなものがありました。何もなかったからこそ、何もない自分と対峙できた。それを受け入れるいい時間だと思いました。あとは、グラビアに対する表現のしっかりとした芯を感じることができました。それで、お芝居も深みのあるものになると確信を持てました。今年は、自分と向き合って、学べた気がしました。あとは、アウトプットするだけだなと思います。
――吸収できたことは
他人に興味を持つようになろうと思いました。もともと実は性格が閉鎖的な部分もあったりして…。人とのつながりや会話を大事にしようと思ったんです。新しい人とではなく、仲が良かったり、関係が構築されている人と。そこを意識しました。
――その中で気づいたことは
真剣に向き合うと、2つの面を持つんだなと思いました。すごく仲がいい友だちでも意外と仕事の中身を聞いたことがなかったり。地元の友だちとかは同業でもないので、そういう子の仕事の話を真剣に聞くと、将来設計や人生設計を意外と知らなかったなと気付きました。学生のときのままじゃないんだ、というのを改めて実感しましたし、こうやってお話するのも大事だなと感じました。
――人の話を聞いたことで自分の中での変化は
この写真集を撮って、自分には何もなかったな、と。何者でもなくて、与えられた役をやっていただけ。友だちの前だと友だち、お兄ちゃんの前だと妹とか、そういうのを与えられて、そこにいるだけだと何もないんだなと気づきました。何かでごまかしていないとおかしくなるかもしれない。だから、お芝居が好きなことにつながっているのかもしれない。それを受け入れるステップを踏めた気がします。もともとの自分は何もなくてフラット、でもそれでいい、と。まだ完全には思えていないですけど受け入れるようになりつつあると思います。
――これからの女優業でやりたいことは
何者でもないことがわかったので、その役に死ぬ気で向き合いたいです。スポ根みたいになってますけど(笑)。テクニックとかも大事ですが、そういうところではなく、心から演じていきたい。そして、皆さんに伝えていきたいですね。
――目標は
映画は『ルパパト』の劇場版でしか出たことがないので、映画に出たいです。役に向き合える時間が長かったりもするので。あとは、舞台もやりたいです。本当にすごくやりたいんです。私の実力がまだまだなのは知っているのですが、ぜひよろしくお願いします!
――最後に改めて、写真集の見どころを
『月間 奥山かずさ・想』は女優でも、グラビアアイドルでもない、ありのままの私が詰まっています。ぜひ、私の想いを受け取りながら、じっくり読んでください!
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2021/10/17