「カリスマ経営者」から「逃亡者」へ…本人はじめ事件関係者の生の声からカルロス・ゴーン逮捕事件の真相に迫ったドキュメンタリー『カルロス・ゴーン 最後のフライト』が、9月27日より動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信される。裏側で、一体何が起きていたのか?
1999年、仏自動車大手ルノーとの資本締結後、日産自動車の最高責任者に就任し、経営不振にあった日産の再建に貢献した実業家カルロス・ゴーンは、当時約2兆円あった日産の有利子負債を就任から約3年で解消し、“日産の救世主”として国内外の多くの経済誌で注目の的となった。
しかし、2018年11月、約5年分の役員報酬を過少に報告していたとし、金融商品取引法違反の疑いで逮捕される。その後、弁護団の尽力のもと保釈を勝ち取るが、別容疑での再逮捕と勾留が繰り返され、裁判が行われないまま1年が経過した2019年12月、レバノンへ逃亡を図った。
世界のトップニュースとなった、ゴーンの突然の逮捕と逃亡。ゴーン本人及び報酬隠蔽を主導した疑いをかけられている日産元社員グレッグ・ケリーは現在も裁判中で未だに事件は解決していない。
またアメリカでは、ゴーンの国外逃亡を手助けし、今年7月に実刑判決を受けた元米陸軍特殊部隊員マイケル・テイラーを主人公にした映画の製作がサム・ロックウェル出演で進められるなど、2年近く経った今なお世界で注目を集めている。
本作は、中東最大規模のメディア「MBC(MiddleEast Broadcasting Center)」が、イギリスの「BBC Storyville」とフランス独立系「アレフ・ワン」の協力のもと、世界各国でのロケを敢行し製作。2021年6月、世界最大級のドキュメンタリー映画祭「第28回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭」にて初上映され、多くの反響を集めた。
カルロス・ゴーン本人をはじめ、彼の弁護を担当した日本人弁護士の弘中惇一郎や、彼の上司だったルノー元取締役会長ルイ・シュバイツァー、ゴーンとともに逮捕され現在も裁判中の日産自動車元代表取締役グレッグ・ケリーなど、本作には多くの関係者が登場し、当時の事件を振り返る。
中でも、ゴーンの勾留期間中も献身的に彼を支え、現在はとともにレバノンで生活している妻キャロル・ゴーンの証言は必見。事件当時、公で発言することがあまりなかったキャロル夫人がカメラの前で当時の心境を語っている。
主要な工場の閉鎖や生産ラインの大幅縮小、グループ人員削減など、大胆なリストラによる経営再建から「コストカッター」とも呼ばれていたゴーン。当時の日産社員やルノー役員からの反感も多く渦巻く中での逮捕、本当に不正はあったのか、それとも、うわさされるゴーン追放という国家的陰謀はあったのか…。企業、メディア、司法、家族、さまざま視点から語られる証言の数々から、まだ終わっていない事件の真相を改めて考させる内容だ。
また、世界各地の自然や都市の風景とともに、「カリスマ経営者」として活躍したゴーンの過去や人物像、現在の姿など、当時のニュースでは扱われなかった部分も描かれた、見ごたえのあるドキュメンタリー映画となっている。
■おもな出演者
【カルロス・ゴーン】日産自動車元最高責任者。2019年12月、金融商品取引法違反の疑いで取調中に国外逃亡しレバノンに滞在中。
【キャロル・ゴーン】カルロス・ゴーンの妻。現在はカルロスとともにレバノンに滞在中。
【ルイ・シュバイツァー】仏ルノー元取締役会長。ゴーンの元上司。
【グレッグ・ケリー】日産自動車元代表取締役。ゴーンの役員報酬隠蔽を主導した疑いで逮捕され、現在も日本国内で保釈中。
【弘中惇一郎】ゴーンの弁護を務めた弁護士。数々の裁判で無罪判決を勝ち取った実績から“無罪請負人”と呼ばれる。
【高野隆】ゴーンの弁護を務めた弁護士。被告住宅への監視カメラ設置などの条件を提示し、保釈を引き出した。
■視聴リンク
https://video.unext.jp/title/SID0062004
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
1999年、仏自動車大手ルノーとの資本締結後、日産自動車の最高責任者に就任し、経営不振にあった日産の再建に貢献した実業家カルロス・ゴーンは、当時約2兆円あった日産の有利子負債を就任から約3年で解消し、“日産の救世主”として国内外の多くの経済誌で注目の的となった。
しかし、2018年11月、約5年分の役員報酬を過少に報告していたとし、金融商品取引法違反の疑いで逮捕される。その後、弁護団の尽力のもと保釈を勝ち取るが、別容疑での再逮捕と勾留が繰り返され、裁判が行われないまま1年が経過した2019年12月、レバノンへ逃亡を図った。
世界のトップニュースとなった、ゴーンの突然の逮捕と逃亡。ゴーン本人及び報酬隠蔽を主導した疑いをかけられている日産元社員グレッグ・ケリーは現在も裁判中で未だに事件は解決していない。
またアメリカでは、ゴーンの国外逃亡を手助けし、今年7月に実刑判決を受けた元米陸軍特殊部隊員マイケル・テイラーを主人公にした映画の製作がサム・ロックウェル出演で進められるなど、2年近く経った今なお世界で注目を集めている。
本作は、中東最大規模のメディア「MBC(MiddleEast Broadcasting Center)」が、イギリスの「BBC Storyville」とフランス独立系「アレフ・ワン」の協力のもと、世界各国でのロケを敢行し製作。2021年6月、世界最大級のドキュメンタリー映画祭「第28回シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭」にて初上映され、多くの反響を集めた。
カルロス・ゴーン本人をはじめ、彼の弁護を担当した日本人弁護士の弘中惇一郎や、彼の上司だったルノー元取締役会長ルイ・シュバイツァー、ゴーンとともに逮捕され現在も裁判中の日産自動車元代表取締役グレッグ・ケリーなど、本作には多くの関係者が登場し、当時の事件を振り返る。
中でも、ゴーンの勾留期間中も献身的に彼を支え、現在はとともにレバノンで生活している妻キャロル・ゴーンの証言は必見。事件当時、公で発言することがあまりなかったキャロル夫人がカメラの前で当時の心境を語っている。
主要な工場の閉鎖や生産ラインの大幅縮小、グループ人員削減など、大胆なリストラによる経営再建から「コストカッター」とも呼ばれていたゴーン。当時の日産社員やルノー役員からの反感も多く渦巻く中での逮捕、本当に不正はあったのか、それとも、うわさされるゴーン追放という国家的陰謀はあったのか…。企業、メディア、司法、家族、さまざま視点から語られる証言の数々から、まだ終わっていない事件の真相を改めて考させる内容だ。
また、世界各地の自然や都市の風景とともに、「カリスマ経営者」として活躍したゴーンの過去や人物像、現在の姿など、当時のニュースでは扱われなかった部分も描かれた、見ごたえのあるドキュメンタリー映画となっている。
■おもな出演者
【カルロス・ゴーン】日産自動車元最高責任者。2019年12月、金融商品取引法違反の疑いで取調中に国外逃亡しレバノンに滞在中。
【キャロル・ゴーン】カルロス・ゴーンの妻。現在はカルロスとともにレバノンに滞在中。
【ルイ・シュバイツァー】仏ルノー元取締役会長。ゴーンの元上司。
【グレッグ・ケリー】日産自動車元代表取締役。ゴーンの役員報酬隠蔽を主導した疑いで逮捕され、現在も日本国内で保釈中。
【弘中惇一郎】ゴーンの弁護を務めた弁護士。数々の裁判で無罪判決を勝ち取った実績から“無罪請負人”と呼ばれる。
【高野隆】ゴーンの弁護を務めた弁護士。被告住宅への監視カメラ設置などの条件を提示し、保釈を引き出した。
■視聴リンク
https://video.unext.jp/title/SID0062004
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2021/09/26