俳優の東出昌大と斎藤久志監督が22日、都内で行われた映画『草の響き』(10月8日公開)の舞台あいさつに登壇した。
本作で主演を務める東出は、斎藤監督からのオファーについて「台本を一読して、ラストシーンにほれ込んだので、すぐに『やります』とお返事しました」と即決したという。続けて「監督には事務所の会議室でお話をして、現場に入る前くらいに『共犯関係になろう』と。共犯関係という言葉でお誘いいただきました」と抜てきしてくれた監督に感謝した。
斎藤監督は「『監督、電話番号しましょう』と言われて驚きました」と東出の積極性に驚きながら「佇まいというか、そびえ立つ東出昌大を見たとき、自分で言うのもなんですが『この映画、勝ったな』と思ったんです。東出さんに乗っかる映画ではありました」と自信をのぞかせた。
本作は、北海道・函館を舞台にした小説を書き続けた作家、佐藤泰志さん(1949−1990年)が1982年に発表した本格的な文壇デビュー作が原作。東出が演じるのは、心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんな中、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるというストーリー。
最後に東出は「この映画は見終わった後に、お客さまがプラスだったり救われる思いだったり、柔らかい印象を受けてくれるんじゃないかと思います。コロナ禍で、疲弊した人も多いかも知れませんが、この映画が心をすくい上げるような効果があればいいなと思います」とアピールした。
本作で主演を務める東出は、斎藤監督からのオファーについて「台本を一読して、ラストシーンにほれ込んだので、すぐに『やります』とお返事しました」と即決したという。続けて「監督には事務所の会議室でお話をして、現場に入る前くらいに『共犯関係になろう』と。共犯関係という言葉でお誘いいただきました」と抜てきしてくれた監督に感謝した。
斎藤監督は「『監督、電話番号しましょう』と言われて驚きました」と東出の積極性に驚きながら「佇まいというか、そびえ立つ東出昌大を見たとき、自分で言うのもなんですが『この映画、勝ったな』と思ったんです。東出さんに乗っかる映画ではありました」と自信をのぞかせた。
本作は、北海道・函館を舞台にした小説を書き続けた作家、佐藤泰志さん(1949−1990年)が1982年に発表した本格的な文壇デビュー作が原作。東出が演じるのは、心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんな中、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるというストーリー。
最後に東出は「この映画は見終わった後に、お客さまがプラスだったり救われる思いだったり、柔らかい印象を受けてくれるんじゃないかと思います。コロナ禍で、疲弊した人も多いかも知れませんが、この映画が心をすくい上げるような効果があればいいなと思います」とアピールした。
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2021/09/22