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篠井英介、クミコの11・7記念コンサートにゲスト出演 現代女方の姿で30年ぶり歌唱披露へ

 歌手のクミコ(66)が、11月7日に東京・EXシアター六本木で、ニューシングルの発売を記念した『クミココンサート2021』を開催する。同コンサートに俳優・篠井英介(62)がゲスト出演し、現代女方の装いで歌唱を披露することが22日、発表された。

クミコ(右)の新曲発売記念コンサートに出演する篠井英介

クミコ(右)の新曲発売記念コンサートに出演する篠井英介

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 中島みゆきが書き下ろし、2007年アルバム『十年〜70年代の歌たち〜』の収録曲として発表した「十年」。2006年アルバム『わが麗しき恋物語』の収録曲として発表した「人生のメリーゴーランド」。東日本大震災から10年を迎えた今年、この2曲のシングル化を切望したクミコが8月25日に両A面シングル「十年/人生のメリーゴーランド」を発売した。

 篠井は、1987年に劇団『花組芝居』で俳優としてのキャリアをスタートさせ、現代女方として美貌と演技力で一世を風靡(ふうび)。ここ数年は、映画・テレビドラマなど多ジャンルにわたり個性的実力派俳優として活躍している。2人は、クミコが高橋クミコ名義のときから30年超の仲であり、1992年には芝居仕立てのコンサート『夜想曲』で洋装和装含め、見事な女性の姿でクミコと共演している。

 篠井は「出会った頃はクミコさんも私も30才台。歌手としても俳優としてもまだあてどない夢を見つついた。2人でいろんなことに挑戦したものだ。クミコさんは戦友だし、私にはもう親戚のお姉ちゃんのよう」と関係を語っている。

 また篠井は『夜想曲』以来、本格的に女性の扮装でコンサートで歌うことはなく、今回実に30年ぶりに現代女方での歌唱披露となる。今回の共演に関して、篠井は「テレビドラマなどでは悪役の人と思われているのだけど、実は私は現代演劇の女方なのです。ずいぶん長く洋装の女性役に縁がなかったから、今回はドレスを新調して参加するつもりです」と意気込みを語った。

 クミコは「盟友とでも言うべき英介さんに、東京でのコンサートをご一緒していただくことになりました。名取の免許を持つ英介さんは、実は現代劇の女方でもあります。英介さんにしか表せない美学を、今回ご披露いただけそうで、今からワクワクします」と喜びを隠しきれない様子だ。

 また篠井はクミコの震災から10年への想いに共感し、「十年」のミュージックビデオ(MV)にも友情出演している。クミコの誕生日である9月26日より、日本コロムビアHPやYouTubeチャンネルにて公開される。MVは、40代に歌手として行き詰まり、雇われママとして働いていた思い出のバーで撮影された映像を中心に、ブラジルと日本をつないでリモートにてレコーディングした「十年」のスタジオ収録の風景も交えて構成されている。

 30年前に共演した芝居仕立ての美しいステージ写真や小さなライブ喫茶での一コマなどほほえましい写真がぎっしり詰まっているフォトブックを1ページずつ開きながら、それぞれが過ごしてきたこれまでの30年を語り合い懐かしむ様子が描かれている。また2011年に石巻でクミコが被災した時の写真も登場し、この10年を振り返る貴重な姿が映し出されている。

関連写真

  • クミコ(右)の新曲発売記念コンサートに出演する篠井英介
  • クミコ両A面シングル「十年/人生のメリーゴーランド」ジャケット写真
  • クミコ「十年」MVより
  • 1992年芝居仕立てのコンサート『夜想曲』で共演した(左から)篠井英介、クミコ
  • クミコ
  • 篠井英介

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