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『スター・ウォーズ:ビジョンズ』スタジオコロリド『タトゥイーン・ラプソディ』”ロックバンド”がテーマ

 日本を代表する7つのアニメスタジオが、「スター・ウォーズ」への愛と強い思いを持って制作したシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』が9月22日午後4時より、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)で独占配信開始となる。全9作品のうち、「スタジオコロリド」が制作する、ルーク・スカイウォーカーの故郷でもある砂漠の惑星タトゥイーンを舞台に”ロックミュージシャンを志す主人公たち”を描く『タトゥイーン・ラプソディ』のあらすじと、場面写真が解禁となった。

スタジオコロリド『タトゥイーン・ラプソディ』=『スター・ウォーズ:ビジョンズ』9月22日午後4時より、ディズニープラスで独占配信(C)2021 TM & (C) Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

スタジオコロリド『タトゥイーン・ラプソディ』=『スター・ウォーズ:ビジョンズ』9月22日午後4時より、ディズニープラスで独占配信(C)2021 TM & (C) Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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■『タトゥイーン・ラプソディ』あらすじ

 元ジェダイや廃棄ドロイドなど、訳アリのメンバーが集いアウターリムを転々としながらライブ活動をしていたバンド、スター・ウェイバー。バンドリーダーのギーザーはギャング稼業の一族から裏切り者として追われ、ついには凄腕賞金稼ぎボバ・フェットに連れ去られてしまう。ギーザーの公開処刑が近づく中、バンドメンバーは惑星タトゥイーンの犯罪王ジャバに取引を持ち掛けた。自分たちの命と引き換えに、最期のライブをさせてくれないか、と…。

■ファンなら気付いてくれそうな要素をたっぷり

 本作を手掛けたスタジオコロリドは、初の長編アニメとなる映画『ペンギン・ハイウェイ』が日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、注目を集める新進気鋭のアニメスタジオ。この度抜てきされた新鋭監督の木村拓は、自身が大ファンである「スター・ウォーズ」作品を手掛けた心境について、「本当に『スター・ウォーズ』を作って世界に配信されるのか?と、実感がない中で制作していました。実感が湧いてからは、大好きな『スター・ウォーズ』を作れる興奮と同時に、この新しい世界を受け入れてもらえるのか?という不安もありましたが、今は早く見ていただきたくてウズウズしています」と興奮を交えながら語っている。

 「スター・ウォーズ」といえば戦いやアクションなどのイメージがある中で、異色の”ロックバンド”をテーマにした理由については、「プロジェクトは従来の設定にとらわれず自由な発想の企画を募集するということだったので、思い切ってジェダイとシスの戦いとは全然違った、この銀河の片隅に生きる人を描きたいと思いました。その中でも『スター・ウォーズ』の世界ではカンティーナバンドのフィグリン・ダンとモーダル・ノーズなど魅力的な音楽家が登場するので、そういった音楽家にフューチャーすれば今までとは違った作品になるのではないかと思いました。そして音楽の中でも今までに無いロックというジャンルと、ロックにおける反骨精神がうまく物語に機能するのではないかと考えました」と、正史で作品を彩る”音楽”からインスピレーションを受けたことを説明。

 「この生きにくい銀河においても戦いではなく自分のやりたいことを貫きたいんだという人達がいてもいいし、それをテーマにすることがこの作品にとって正しいんじゃないかというふうになっていきました」と語る。

 また本作は、主人公ジェイのグローバル版を担当した吉野裕行をはじめ、英語吹き替え版ではジョセフ・ゴードン・レヴィット、ボバ・フェット役に「マンダロリアン」シリーズでボバ役の声優を務めた金田明夫、英語版では同シリーズでボバ役を演じるテムエラ・モリソンが務めるなど、豪華声優陣も話題となっている。

 木村監督は「吉野さんに関しては日常会話の声を聞いただけでもジェイだ!と思うほど自分の中のイメージとピッタリハマっていて感動したのを覚えています。ボバ・フェットの声優は金田さんを懇願していたので実現した時はうれしかったですし、正史の中に入れたような感動もありました」と喜びと興奮を語っている。

 配信を目前に控え、「間違いなく今までにはなかった物語になっており、新たなスター・ウォーズを楽しんでいただけると思います。また、お決まりのせりふのほかにも、小ネタやファンなら気付いてくれそうな要素を仕込んでありますので、ぜひいろんな人に楽しんでいただきたいです」とファンに向けてメッセージを送った。

■ボバ・フェットの声優は金田明夫

 主人公ジェイの声を務めた声優・吉野裕行は「とにかく子どもの頃から熱中していました。その世界観、物語、登場する全ての者・物、ただただ圧倒的!!!」と「スター・ウォーズ」愛を明かす。そして本作への参加については「ファンというのは明瞭であり複雑です。時に理解者であり、支援者であり、同時に非常に残酷な評論家でもある。これも1つの可能性として、作品を楽しんでくれたらうれしいですね。怖いなぁ〜(笑)。プレッシャーですよ?」と、プレッシャーを感じていることも打ち明けた。

 「これは言うなれば全ての可能性ではないのか。きっといままで見たこともない作品であり、ここでしか楽しめない作品たちであると思います」と本作を待ち望むファンにコメントを寄せた。

 ボバ・フェットの声優を務めた金田明夫は日本のアニメスタジオと「スター・ウォーズ」がタッグを組んだ本プロジェクトについて「日本アニメの水準の高さはもちろんわかっていましたが、本当に驚きを隠せませんでした。素晴らしい事です。例えるならば、オリンピックで日本が全てのメダルを独占! ニッポンチャチャチャ!です」とコメント。さらに「『スター・ウォーズ』ファンの皆様。皆様の熱き応援のおかげで日本発信の『スター・ウォーズ』アニメに出演できたことに心から感動しています。1977年映画館でリアルタイムで『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』を、心震わせながら観ていたという金田。こんな素晴らしい映画に出演したい! 携わりたい! そんな想いで座席に座っていた青年金田に44年の時を遡り伝えたい! 夢は叶うよ、と」とメッセージを寄せた。

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