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『ONE PIECE』作者・尾田栄一郎氏、完結への決意「物語は終盤です。」 連載24年目で100巻到達

 人気漫画『ONE PIECE』(ワンピース)のコミックス第100巻が3日、発売された。連載24年目で大台となる100巻に到達したことを記念して、3日付の朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の朝刊では新聞広告が掲載され、作者・尾田栄一郎氏の「物語は終盤です。」と完結に向けた決意の言葉や、作業場で筆を走らせている姿を見ることができる。

『ONE PIECE』コミックス100巻 (C)尾田栄一郎/集英社

『ONE PIECE』コミックス100巻 (C)尾田栄一郎/集英社

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 今年1月に連載1000話を迎えた際、尾田氏は「冒険はここへ来て、最終章に片足をつっこんでます」と明かしたうえで、「やーもー いろんなことがありすぎた23年でした。僕の人生の半分が週刊連載。笑 ルフィたちもいくつもの島へ航海し、いくつもの冒険をしてきました。出会った人たちの数はもうわからない!」と振り返りながら、「その裏で僕も、たくさんの人たちに出会い、家族を始め数えきれない人たちによって支えられてきました。いろんな人たちに頭があがりません」と感謝。

 また、作家としての持論として「読者にも忙しい人生があり、『読者は5年で入れ代わるもの』それが長期エンタメのセオリーです。だから僕は読者をあまりファンと呼ばないようにしてました。いつか去っていく人達だと自分に言い聞かせてたからです。『おごるな』と」と打ち明けていた。

 1997年7月22日より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした同作は、伝説の海賊王・ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”をめぐる海洋冒険ロマン。悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べゴム人間となり、体がゴムのように伸びる特殊な能力を持った主人公の少年モンキー・D・ルフィが、仲間を集め海賊「麦わらの一味」を結成し、海賊王を目指す壮大なストーリー。

 全世界でのシリーズ累計発行部数が4億9000万部(国内4億部、海外9000万部以上)を突破しており、最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ「The most copies published for the same comic book series by a single author」としてギネス世界記録に認定。テレビアニメが99年より放送されているほか、ハリウッドで実写ドラマ化のプロジェクトも進行するなど、大人気コンテンツとなっている。

■同一タイトルで100巻以上刊行されている漫画のTOP10(2021年9月3日現在)
1位:『ゴルゴ13』連載中で201巻
2位:『こちら葛飾区亀有公園前派出所』全200巻
3位:『ミナミの帝王』連載中で162巻
4位:『クッキングパパ』連載中で158巻
5位:『はじめの一歩』連載中で131巻
6位:『鬼平犯科帳』連載中で112巻
6位:『浮浪雲』全112巻
8位:『美味しんぼ』連載中で111巻
8位:『天牌』連載中で111巻
10位:『弐十手物語』全110巻

16位:『ONE PIECE』連載中で100巻

※外伝など含め累計100巻を超えている作品は『キャプテン翼』『ジョジョの奇妙な冒険』『名探偵コナン』など多数。

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  • 『ONE PIECE』コミックス100巻 (C)尾田栄一郎/集英社
  • 新聞広告に掲載されたページの一部 (C)尾田栄一郎/集英社

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